紅葉の名所・大阪府箕面「もみじまつり」滝道さんぽとバスで行く!もみじ狩り&最古のパワースポット巡り!

伝統銘菓「もみじの天ぷら」誕生の地!1300年の歴史を誇る紅葉名所「箕面大滝」織田信長も訪れた癒しのパワースポット 

箕面大滝のもみじは目と舌で味わおう!1300年前の箕面にタイムスリップ

滝と紅葉。大勢の観光客で賑わっている。
美濃大滝と紅葉の共演が織りなす絶景

一目千本の景観を眺めながらしばらく歩くと、箕面大滝に到着!

瀧安寺の次に巡る3つ目のスポット、阪急箕面駅から続く滝道のゴール地点です!

ここまで滝道を登り切った分、到着した達成感と滝と紅葉の絶景を目の当たりにした爽快感はまた格別です。

箕面大滝は修行場の中心だったということなので、ここで修行した人々も山道を歩き、私たちと同じ達成感を味わったことでしょう。

箕面大滝の紅葉は瀧安寺と同じく南北に長い渓谷の箕面公園内にあるため、色づきの時期に差が生まれます。日当たりや木々の種類ごとに色づき具合の違う木々の、紅葉のグラデーションの広がりを堪能できます。

秋の箕面大滝はどの時期よりもひときわ美しく、燃え立つような紅葉と荘厳な滝が美しく共演します。

見上げていた視線をふと下にやると、滝つぼを静かに流れる「流れ紅葉」も楽しむことができ、箕面大滝の静と動の景観に侘び寂びを感じます。

紅葉を背景に「もみじの天ぷら」の入った袋を掲げている。

約1300年前、箕面大滝と紅葉の景観が伝統銘菓「もみじの天ぷら」を生みました。

つまり、1300年も前から箕面大滝は紅葉の名所だったということです。

す、、凄いの一言です。

役行者は箕面山で修行していた際に五香の滝(箕面大滝)に映えた紅葉の美しさに感動し、その自然の風味を生かしてもみじを油で揚げて天ぷらを作りました。

これが「もみじの天ぷら」のはじまりです。

そして修験道場を訪れる旅人に振る舞ったといいます修行後に食べるもみじの天ぷらはそれはそれは格別だったことでしょう。

もみじの天ぷらを食べるなら、この箕面大滝と紅葉を眺めながらがオススメ……!!

画面中央に赤い橋がかかっていて、その奥に滝が見えます。周りは山で紅葉の木々に囲われている。

箕面駅〜箕面大滝へ続く散策路・滝道は、渓流沿いに紅葉鑑賞が楽しめるだけでなく、グルメやお買い物も楽しめるスポット!

もみじの天ぷらが購入できるお店やカフェ、レストランが軒を連ねています。

もみじの天ぷらを買って食べ歩いたり、お店で買ったもみじの天ぷらを滝と紅葉を見ながら堪能すれば、役行者や当時の旅人の気分にひたることができ、1300年前の箕面にタイムスリップしたような体験ができますよ!

1300年前の箕面に思いを馳せながらもみじの天ぷらに舌鼓。目で観て、舌で味わって、箕面大滝の紅葉狩りを存分に楽しみ尽くしましょう

もみじの天ぷらをもっと楽しもう

◆ 天ぷらが揚がる様子を間近で見てみよう!◆

もみじの天ぷら作りにはいくつもの繊細な作業があります。

長い時間をかけて食用もみじを育て、下準備に1年をかけ、数々の工程を通り「選ばれしもみじ」だけがもみじの天ぷらになるのです!

もみじの葉を一枚ずつ箸でつまんで、油で揚げて天ぷらを作っている様子。

揚げる工程でもさらに手間ひまをかけています。葉は一枚一枚、20分かけて丁寧に揚げられます。もみじの葉の形に綺麗に揚げることは大変難しく、熟練の技が光ります。実際に滝道のお店にはもみじを揚げている様子を見ることもできるので、お店で職人技を見てみましょう。

◆ お店によって異なる味付けの種類などを食べ比べてみよう!◆

小さな竹ざるに「もみじの天ぷら」が盛り付けされている。

気になる材料は小麦粉・水・砂糖・ゴマのみですが配分は秘伝とのこと!それによってお店ごとに少しずつ味が違うのだとか。

良質の小麦粉に白ゴマと砂糖を加えた衣を菜種油で揚げます。

筆者も試食してみましたが、カリッと香ばしくほんのり甘い風味としっとり柔らかいかりんとうのような味わいはどこか懐かしく、シンプルな味つけなので食べやすく、一袋のもみじの天ぷらを数分であっという間に平らげてしまいました。

一口かじってみるともみじの葉の形や葉脈がしっかりと見えて感動!葉は硬いということはなく、パリッとしていました。

また、砂糖を白砂糖に変えたりざらめにしているお店があったり、コーンポタージュ味や梅味など現代風にアレンジした味付けのもみじの天ぷらを作っているお店もあります。

お店でいただく揚げたてはアツアツでしっとりした紅葉と衣の食感。袋づめされて店先で販売されているものは衣がカリッと少し固めでスナックのような食感。二つのタイプをそれぞれ購入して食感の違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。

◆ ラッキーなもみじ天ぷらを見つけてみよう!◆

9裂の一行寺楓の葉はめずらしいという主旨の文が描かれている。

通常のもみじは葉裂が5つに分かれるものと7つに分かれるものが一般的ですが、もみじの天ぷらに使うもみじは、天ぷらのために食用として育てられた「一行寺楓」。一行寺楓は葉が5〜9裂に分かれている珍しい特徴を持ちます。

葉が9つに分かれたもみじの天ぷらを見つけることができれば、ラッキー☆

もみじの天ぷらの歴史情報を知りたい方はこちら!

「箕面大滝」紅葉見ごろ予報

「箕面大滝」もみじ見頃予報
11月下旬〜12月上旬。
11月中中ごろから色づき始めます。

織田信長も訪れた『天下の名瀑「箕面大滝」』伝統あるパワースポット 

赤い紅葉の木々の間から高さのある滝が流れている様子が見えている。

なんと言っても見どころは、33ⅿもあるダイナミックな落差!

山岳信仰の聖地として1300年前から名高い箕面大滝。滝つぼに落ちる水の音の凄まじい力強さに圧倒されてしばらく見入ってしまいます。

大阪府内唯一の「日本の滝百選」に選ばれている箕面大滝には年間200万人以上が訪れ、地元の人はウォーキングコースとしても活用する大人気スポットです。

高低差はあまりなく道路も舗装されているため、比較的歩きやすい道です。

水が空から降るように、轟音とともに一気に流れ落ちる様子はまるで龍のよう。役行者が修行中、龍神に出会った場所と言い伝えられ、滝の上にあるこぼれ口には龍が住む龍穴(りゅうけつ)が存在するともいわれました。

滝の周辺はすり鉢状の地形となっておりマイナスイオンを溜め込んでいます。

岸壁から流れ落ちる滝を間近で鑑賞できるため、水しぶきを感じることができるのも魅力の一つです。

女性二人が橋の上を並んで歩いている様子。

おすすめの写真スポットは、滝の手前にある朱色の「滝見橋」。ぜひ”映え”な写真を撮りましょう!

たくさん歩いて、疲れてしまっても大丈夫!

近くには「ゆずるの足湯」(平日・土日祝日、10時~16時)や茶屋などもあるので、ゆっくりと休憩することができます。

また、あの”織田信長”も訪れたことがあるとか……

そのことから箕面大滝は「天下の名瀑」としても知られています。

信長も戦いの疲れをここで癒したのでしょうか……。信長にはどのように見えていたのか、同じ景色を見ているかと思うと、なんだか感慨深い気持ちになります。

その絶景は見逃せません。織田信長の他にも、夏目漱石、松尾芭蕉、川端康成などの有名な歴史上の人々もこの滝に足を運んだといわれています。

晴れた日には、運が良ければ虹が見えることも。

滝からのマイナスイオンを浴びて癒されること間違いなし!の絶景パワースポットです。

「箕面大滝」アクセスと地図

アクセス
阪急箕面駅から徒歩約40分(箕面駅前から続く滝道を歩いた場合)。約2.7km。

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Y2
新人ライターのY2です。趣味は美術展・展覧会巡り、カラオケでストレスを発散することなどです。日本の特に好きなところは、伝統文化とサブカルチャー、どちらも喧嘩することなく共存しているところです。
なかなか日の目を見ないような物・こと・人を見るとつい推したり応援したくなる性分なので、日本のあまり知られていない良さ・隠れた魅力を伝えられたらなと思います。また、伝統工芸品や、素晴らしい日本の文化を未来に残す手助けもできればいいなと思っています。よろしくお願いします…!