宇都宮でダブルプレイス/フォトジェニックな餃子とロケ地の魅力

宇都宮でダブルプレイス 見直される生活スタイル

2020年の世相を反映した新語・流行語「2020 ユーキャン新語・流行語大賞」には以下の言葉がノミネートされました。

・テレワーク/ワーケーション

「tele=離れたところで」と「work=働く」をあわせた造語。遠隔を意味する「リモートワーク」。「在宅勤務」とも。観光地で仕事をしながらリフレッシュするというワーケーション(ワーク+バケーション)も話題になった。

・新しい生活様式/ニューノーマル

厚生労働省が提示した「新しい生活様式」。ソーシャルディスタンスを保ち、「3密」を回避し、マスクの着用、手洗いの徹底、買い物や公共機関の利用の見直し、テレワークの推奨など、様々な対策の総称。ニューノーマルは「新しい日常」として早い段階から使われた。

どちらも2020年を象徴する言葉ですが、同時に日々の生活の在り方について考えさせるキーワードになったとも言えるでしょう。

そんな中、栃木県宇都宮市では「ダブルプレイス」と称し、宇都宮ともうひとつの地域に仕事や暮らしの拠点を置いて、その2ヶ所を行き来しながら充実した生活を楽しむ新しいライフスタイルを推奨しています。

宇都宮は、東京から新幹線を利用して約50分、上野東京ラインでも約2時間未満で到着する首都圏からのアクセスが非常に良い立地です。

今回はそんな「ダブルプレイス」を推進する宇都宮の魅力を「餃子」「ロケ地」という切り口で掘り下げていきます!

誰もが知る餃子の街・宇都宮独自の取り組み

宇都宮と聞いて誰もが最初に思い浮かべるのは「餃子(ギョーザ)」ではないでしょうか。

宇都宮は、餃子支出金額、餃子購入度ランキング共に全国第1位の餃子大国ですが、他の餃子を売りにする地域とは違った独自の取り組みをしていることをご存知でしょうか?

そうなんです、宇都宮には餃子を通じた地域活性化と餃子文化の普及振興を目指し設立された、日本で唯一の ”餃子” 協同組合「宇都宮餃子会」があるんです!

今回は宇都宮餃子会が地元の愛すべき餃子をアピールする為に何をしているのかご紹介します。

思わず食べたくなる 宇都宮餃子会公式YouTubeチャンネル

宇都宮餃子会の事務局長の鈴木章弘さんの軽妙な語り口で、思わず餃子が食べたくなる公式YouTubeチャンネル。

こちらでは、毎回様々なゲストを招いて宇都宮餃子の魅力を発信しています。

事務局長の鈴木章弘さん※写真中央(Instagramより引用

ゲストと食べ歩きをする回もあれば、ゲストが作るオリジナル餃子を披露する回もあり、今すぐ白いご飯を用意したくなる、飯テロ必至の動画となっています。

宇都宮餃子を代表する餃子の名店をゲストと食べる歩く動画は食欲がそそられます。

【最強の飯テロ】宇都宮みんみん本店

元AKB48の大島涼花さん、グラビアアイドルのまりちゅうこと長澤茉里奈さん、わちみなみさんらが、それぞれオリジナル餃子作りに挑戦する動画も。

オリジナル餃子作り〜大島涼花編〜【宇都宮餃子ちゃんねる】

オリジナル餃子作り〜まりちゅう編〜【宇都宮餃子ちゃんねる】

宇都宮餃子の魅力がぎっしり詰まった動画を見るだけでお腹がいっぱいになってしまいますね。

こんなアイテムあります!宇都宮の「餃子グッズ」展開

SNSを中心にジュージューと人気に火がついている餃子グッズ。ここでは前職でグッズ制作を行っていた筆者の視点で、宇都宮餃子会の誇る餃子グッズをご紹介していきます。

宇都宮餃子マスク(ベージュ)

ベージュとブラウンの2色展開のマスク。

餃子の「ひだ」まで再現した力の入れようは、ひとつひとつを手包で作る餃子の原点を彷彿とさせる仕上がりです。

お子さん向けのサイズも用意してあり、食後の匂いケアまで意識したエチケットも英才教育できる優れモノです。

餃子ポーチ

マスクはインパクトがあり過ぎで着用出来ない人でも、さりげなく餃子好きがアピール可能なアイテム。

餃子の餡(あん)よろしく、化粧品やミントタブレットなど、食後の身だしなみを整えるコスメ関連が入るのはもちろん、イヤホンなどの小物を収納するのにちょうどいいコンパクトサイズのポーチ。

餃子メッセンジャーバッグ

内ポケットが3つもあり、収納力抜群のメッセンジャーバッグ。

ポーチとマスクをこのバッグに入れれば、餃子マトリョーシカの完成です。

これを背負って自転車で颯爽と走れば、餃子専門の宅配サービス業者「ギョーザーイーツ」と間違えられることもあるかもしれません。

ピタッ!と餃子ばんそうこう(餃子型)

ひとつひとつ丁寧に焼き上げた、いや、描かれた餃子型のばんそうこう。

ジュージューとキツネ色に焼き上げられた(描かれた)餃子が、溢れ出るようなやさしさで傷口を包んでくれます。

美味しそうな見た目をしていますが、当たり前ですが食べられませんので、食べるのは本物の餃子にしましょう。

これらは全て「常温品」ということもあり、冷蔵庫や冷凍庫のスペースを気にしなくとも、思い立ったらすぐにゲットできます。

上記以外にもおしゃれなステーショナリーなどの餃子グッズを多数展開しており、餃子愛に溢れた方をお腹だけでなく心まで満たしてくれるでしょう。

もちろん、本物の餃子もお店毎に単品で頼めるように準備してあり、その数は30店舗以上。家にいながら宇都宮が誇る餃子を豊富に楽しむにはこのサイトがオススメです。

▼お好きな餃子を1箱から・餃子グッズも
https://ugyozakai.thebase.in/

また、簡単に食べ比べを楽しむことができるセット販売(自分で好きなお店を3店舗 or 5店舗から選べる!)も行なっており、宇都宮餃子会オリジナルのタレとラー油がすべてセットされているのでギフトにもピッタリです。

▼セットで食べ比べ・ギフトにピッタリ
http://www.gyozakai-shop.com/

映画・ドラマのロケ地にもなった宇都宮のフォトジェニックなスポット

宇都宮のもうひとつの特徴は「ロケ地」としての側面。

あの有名な映画やドラマは、宇都宮の各所で撮影されていることはあまり知られていません。

今回はその中でもフォトジェニックな場所として名高いスポットを、そこで撮影された代表的な作品とともにご紹介しましょう。

大谷資料館/ 大谷石の採掘場跡地に作られた資料館

大谷石の採掘場跡地に作られた大谷資料館は、採掘方法や形態、大谷の地質などについての展示を行う資料館としてだけでなく、ライトアップやアートの展示も行っており、幻想的で独特な雰囲気を楽しむことができます。

2万平方メートルにも及ぶ巨大な空間で、深さは約30m、最も深い場所では約60mもあり、その壮大さに圧倒されること間違いありません!

ドラマでは、King Gnu(キングヌー)を一躍有名にした「白日」が主題歌に使われた法廷ドラマの「イノセンス」やシュールなギャグが話題を読んだ「勇者ヨシヒコ」シリーズ。

映画では、埼玉県民がとことんディスられる内容にも関わらず異例のヒットとなった「翔んで埼玉」、若手イケメン俳優が勢揃いした「曇天に笑う」など、多くのドラマや映画で使用されています。

大谷石は、宇都宮市の中心から北西約8kmの地点にある大谷町を中心産地として、東西約4km、南北約6kmに分布する凝灰岩です。
約1,500~2,000万年前に火山から噴出した火山灰性の物質から生まれたもので、他の石材と比べて軽く、柔らかく加工が容易で、火に強いことなどが特徴です。古くから基礎石や石塀、外壁などに建材として使用され、他にも、石仏や民芸品、石窯など幅広く使用されています。

また、「大谷石文化」のストーリーは2018年に日本遺産に認定されており、大谷町には、日本遺産の構成文化財を含む大谷石にまつわる魅力的なスポットが大谷資料館以外にも沢山あります!

こちらについては、また改めてご紹介します。

【大谷資料館】についてはこちら

「イノセンス 冤罪弁護士」(ドラマ:2019年 ※第9話)

出演/坂口健太郎、川口春奈、趣里、小市慢太郎、正名僕蔵、赤楚衛二、市川実日子、志賀廣太郎、杉本哲太、草刈正雄、藤木直人 ほか

King Gnu「白日」

「勇者ヨシヒコと導かれし七人」(ドラマ:2016年)

出演/山田孝之、ムロツヨシ、木南晴夏、佐藤二朗、宅麻伸 ほか
監督/福田雄一

JAM Project 「The Brave」

「翔んで埼玉」(映画:2019年)

出演/二階堂ふみ、GACKT、伊勢谷友介、ブラザートム、麻生久美子、島崎遥香、成田凌、中尾彬、間宮祥太朗、加藤諒、益若つばさ、武田久美子、麿赤兒、竹中直人、京本政樹 ほか
監督/武内英樹

映画「翔んで埼玉」予告

「曇天に笑う」(映画:2018年)

出演/福士蒼汰、中山優馬、古川雄輝、桐山漣、大東駿介、小関裕太、深水元基、山路和弘、東山紀之 ほか
監督/本広克行

映画「曇天に笑う」曇天ダンス~D.D~(サカナクション「陽炎」)

若竹の杜/東京ドーム5個分の広さを誇る竹林

若山農場は、親子三代にわたり約100年間、自然循環型農法を心がけ、竹、筍、栗やブルーベリーなどを栽培している農場です。東京ドーム5個分の広さを誇る竹林「若竹の杜」では、壮観な景色を楽しむことができます。その美しさから多くの観光客が訪れており、夜には竹林のライトアップが行われ、昼間とはまた違った幻想的な雰囲気を味わうことができます。また、竹器に淹れたお抹茶の提供や、季節限定の収穫体験なども魅力のひとつです。

映画では、日本が産み出した独自の映画上映スタイルに携わった「活動弁士」のドタバタ劇を描いた「カツベン!」や、アクションシーンやONE OK ROCKの主題歌が話題をさらった人気マンガ原作の実写化「キングダム」や「るろうに剣心」。
また、NHKの連続テレビ小説など、こちらも多くの作品のロケ地となっています。

【若竹の杜 若山農場】についてはこちら

「カツベン!」(映画:2019年)

出演/成田凌、黒島結菜、永瀬正敏、高良健吾、音尾琢真、竹中直人、渡辺えり、井上真央、小日向文世、竹野内豊 ほか
監督/周防正行

映画「カツベン!」予告

「キングダム」(映画:2019年)

出演/山﨑賢人、吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈、本郷奏多、満島真之介、阿部進之介、深水元基、髙嶋政宏、要潤、橋本じゅん、坂口拓、宇梶剛士、加藤雅也、石橋蓮司、大沢たかお ほか
監督/佐藤信介

ONE OK ROCK「Wasted Nights」

「るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編」(映画:2014年)

出演/佐藤健、武井咲、伊勢谷友介、青木崇高、蒼井優、神木隆之介、土屋太鳳、窪田正孝、福山雅治、江口洋介、藤原竜也 ほか
監督/大友啓史

映画「るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編」予告

「梅ちゃん先生」(ドラマ:2012年)

出演/堀北真希、高橋克実、南果歩、ミムラ(美村里江)、小出恵介、松坂桃李、鶴見辰吾、片岡鶴太郎、倍賞美津子 ほか

連続テレビ小説「梅ちゃん先生」

餃子以外にも見どころ満載な宇都宮!

今回は「餃子」と「ロケ地」という切り口で宇都宮の魅力をご紹介しましたが、その他にも魅力的な場所が宇都宮にはいっぱいあります!

まずは、餃子を食べてフォトジェニックなロケ地を巡って、お腹と心を満たす散策をしてみてはいかがでしょうか。また、自宅でも餃子のお取り寄せや宇都宮をロケ地にした作品を鑑賞して、宇都宮の魅力を知る機会を作ってみるのもありかもしれません。

●宇都宮市の魅力を多言語でもご紹介しています。

多言語観光情報サイト「Guidoor(ガイドア)」|宇都宮市

●宇都宮城と歴史についてはこちら!

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