世界の景勝地を静岡県西伊豆で体験!あわせて西伊豆のおすすめグルメ情報もご紹介

静岡県「西伊豆」そこには世界の景勝地が待っている!

東京から3時間かけて行く西伊豆には何があるのか?

伊豆半島でも東伊豆や修善寺ならちょっとドライブくらいの気分で行くことができます。しかしこれが西伊豆となると心理的な距離感もあって、なかなか足が向かないかもしれません。実際に車でも新幹線でも東京から3時間くらいですから、飛行機を利用するようなもっと遠方の観光地を選んでしまいそうです。

しかし西伊豆には、それだけの時間と労力をかけても余りあるほどの魅力があることを、今回は紹介できればと思います。

西伊豆には世界の絶景と、そこにしかないものがあります。普通の旅行に飽きてしまった方、他ではできない体験をしたい方はぜひ西伊豆を訪れてみてください。

仕事で毎週のように伊豆に出かけていた私から、今回は、西伊豆・松崎町の世界の絶景情報をお伝えします。

西伊豆で体験できる世界の景勝地とは

タイミングさえ合えば西伊豆で世界の絶景を体験することができます。

少し規模が小さかったり、雰囲気が少し和風で異なったりする場合もありますが、気分は世界の絶景です。また写真に自信のある方は、本物以上の写真を撮ることができるかもしれませんので、ぜひトライしてみてください。

以下が西伊豆で楽しめる世界の絶景です。

西伊豆で楽しめる世界の絶景
  • 日本のモンサンミッシェル 三四郎島のトンボロ 
  • 日本の青の洞窟 堂ヶ島クルーズの天窓堂
  • サントー二島のサンセット日本版 ゴジラ岩の夕日

他にもここ西伊豆でしか見られない奇景があります。

日本のモンサンミッシェルや青の洞窟、日本一の夕日も

いずれにしても伊豆半島の北側からのアプローチになると思うので、道順に紹介していきます。

佐渡まで行かずとも、伊豆の土肥金山で金山体験

まずは肩慣らしに絶景ではありませんが、これも西伊豆でも楽しめる独特の体験です。

実は伊豆にも金山があります。土肥金山は佐渡金山に次ぐ産出量を誇ったと言われています。現在は操業していませんが、観光施設として利用されており、250kgの金塊に触ることができたり、砂金すくいの体験もできます。施設の奥の方には観光坑道もあり、当時の様子を再現しています。

佐渡はなかなか遠いですが、西伊豆ならば、近くで金山体験ができます。

土肥金山 マップ 詳細情報

住所静岡県伊豆市土肥2726
営業時間9:30~17:00(入場受付は16:30まで)
※砂金採り体験受付時間:9:00~16:20
※入場(観光坑道&資料館)&砂金採り体験:9:00~15:50
※お食事処葵 営業時間:平日11:00~14:30(L.O.) 土日11:00~15:30(L.O.)
入園料観光坑道 & 黄金館共通チケット:大人(中学生以上)1000円/小学生中人(小学生)500円
砂金採り体験料金:大人(中学生以上)7500円/中人(小学生)650円
電話番号0558-98-0800
駐車場あり

また土肥金山の少し南には、規模は小さいですが雰囲気はむしろ当時に近い、龕附(がんつき)天正金鉱もあります。実際に金鉱に入ることもでき、年配のガイドの方がかなり詳しく説明してくれるので本格的に金鉱について知りたい方はこちらもおすすめです。

個人的にはマニアックでこちらの方が面白いと感じました。実際の金銀鉱脈の手掘り体験もできます。

龕附天正金鉱 マップ 詳細情報

住所静岡県伊豆市土肥2851
営業時間8:00~17:00
定休日無休(不定休)
入場料大人800円 中高生600円 小人400円 団体割引20名以上1割引き
(ご案内、手掘り体験料を含みます)
電話番号0558-98-1258
駐車場あり

青の洞窟まで行かずとも堂ヶ島クルーズの天窓洞

南イタリア、ナポリのカプリ島の青の洞窟は有名ですが、西伊豆にも青の洞窟にも負けない景勝地「天窓洞」があります。

天窓堂

海に侵食された洞窟の上部が窓のようになっていることから天窓堂と呼ばれています。天候に恵まれれば、自然の天窓からさす太陽光でエメラルドグリーンに輝く海を、鑑賞することができます。

天窓洞観光は、やはり海からのアプローチがおすすめです。堂ヶ島は複雑に入り組んだ海岸線、大小様々な形の島が浮かぶ伊豆屈指の景勝地です。堂ヶ島マリン遊覧船に乗れば、それらの島々を間をクルーズしながら天窓堂の中に海からアプローチすることができ、堂ヶ島観光を満喫できます。

天窓堂クルーズ

また堂ヶ島公園から徒歩でアプローチして、上から天窓堂を覗くこともできます。

天窓洞 マップ 詳細情報

住所静岡県賀茂郡西伊豆町仁科字堂ヶ島
堂ヶ島マリン天然記念物 洞くつめぐり:大人/1,300 円 子供/650 円
堂ヶ島クルーズ:大人/1,800 円 子供/900 円
千貫門クルーズ:大人/2,400 円 子供/1,200 円
ジオサイトクルーズ:大人/2,000 円 子供/1,200 円
※運行は天候に左右されます
電話番号0558-52-1114 (西伊豆町まちづくり課)
駐車場約300台 (無料)

世界遺産モンサンミッシェルまで行かずとも三四郎島でトンボロ体験

三四郎島のトンボロ遠景
三四郎島のトンボロ

潮の満ち干きに応じて、海で隔てられている島まで歩いて渡れるようになる現象をトンボロと言います。世界の代表的なトンボロはモンサンミッシェルで、潮が引いた砂洲を、遺書を書いた巡礼者が島の修道院に向かって渡ったと言われています。

三四郎島のトンボロも同様の景勝地です。残念ながら三四郎島には世界遺産の修道院はありませんが、橋がかかっていつでも行けるようになったモンサンミッシェルより、現在でも潮の満ち干のタイミングで渡れたり渡れなかったりする三四郎島の方が貴重な体験かもしれません。

また三四郎島は自然豊かできれいな島なので、陸からは見えない島の向こう側にぜひ行ってみてください。

トンボロ動画はこちら(40秒くらいから)

三四郎島のトンボロ マップ 詳細情報

住所静岡県賀茂郡西伊豆町仁科
トンボロ現象3月~9月の干潮時
(10月〜2月は瀬が現れるほど潮が引きません)
電話番号電話 0558-52-1114 (西伊豆町まちづくり課)
駐車場国道136号線沿い: 5台 (無料)
西伊豆町観光協会堂ケ島観光案内所周辺: あり (無料)

日本一綺麗な夕日が西伊豆に

太田子海岸に沈む夕日

西伊豆は夕日のまちとして全国に売り出しています。さすがに夕日のまちというだけあって、西伊豆の夕日は雄大です。

特に、春分の日と秋分の日前後に、太田子海岸の沖の岩場に沈む夕日は一見の価値があります。海上に浮かぶゴジラに見える穴の空いた大きな岩の穴の中に夕日が沈んでいく情景を見ることもできます。

夕暮れ時期には、夕日見物を目指して、写真愛好家や観光客が訪れるほど有名で、日本の夕日百選にも選ばれています。

もしタイミングが合うようでしたら、夕暮れの時間帯、沈んでゆく夕日を見ながら、西伊豆での旅を楽しんでみてください。

スマートフォンの動画で沈んでいく夕日を撮影するのも面白いかもしれません。

大田子海岸 マップ 詳細情報

住所静岡県賀茂郡西伊豆町田子
見頃3月の春分の日と9月の秋分の日の前後
電話番号0558-52-1268 (西伊豆町観光協会)
駐車場大田子海岸駐車場

夕日を見ながら温泉も 沢田公園露天風呂

沢田公園露天風呂からの夕日

露天風呂から夕日が沈むのを眺めたいという贅沢なリクエストがあるかもしれません。堂ヶ島は有名な温泉場なので、海沿いにはいくつもの高級旅館があり、露天風呂や大浴場から夕日を眺めることができます。

できればコストを抑えたいという方には、沢田公園露天風呂がおすすめです。駿河湾を一望できる高台から、夕暮れ時、水平線に沈む夕陽を見ながらの入浴は、開放感満点です。

沢田公園露天風呂 マップ 詳細情報

住所静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2817−1
営業時間【6~8月】9:00~20:00
【3~5・9月】9:00~19:00
【10~2月】9:00~18:00
※ 7月第3土曜日から8月第4土曜日まで 6:00~20:00
定休日毎週火曜日(火曜日が祝日にあたる時は翌日送り)
利用料金【町外からお越しの方】大人 600円、小人 200円(6歳以上12歳未満)
【西伊豆町在住の方】 大人400円、小人200円
(西伊豆町の住民65歳以上は200円)
電話番号0558-52-2400
駐車場あり

せっかくここまで来たのだから、ここでしか食べられない?名物を

世界の絶景以外にも、西伊豆ならではグルメも紹介しましょう。

どこでも食べられそうでそうでもない、漁港のいか様丼

まずは、昼にしか営業していない、漁港にある「沖上がり食堂」のいか様丼をご紹介します。

新鮮なイカの上に、西伊豆の夕日に見立てた卵の黄身を乗せたドンブリです。漁港の食堂なので、オシャレさや特別なサービスはありませんが、シンプルなイカの味を楽しむことができます。観光客としては、こういうものに旅の魅力を感じてしまいます。

営業時間が、午前11時から15時くらいまでなので、旅のスケジュールが合えばランチで試してみてください。

沖上がり食堂 マップ 詳細情報

名称沖上がり食堂
住所静岡県賀茂郡西伊豆町仁科1806
営業時間11:00~15:00
定休日火曜日
電話番号0558-52-0018
駐車場あり

伊豆には金目料理が多いが、金目の引きずり寿司は西伊豆だけ

次は、味正の金目のひきずり寿し(1500円)です。東伊豆には、金目の煮付け定食、金目の天丼、金目バーガーまでありますが、これは西伊豆にしか無いようです。

お刺身としても食べられる新鮮な金目鯛を、すき焼きのようなタレに、しゃぶしゃぶのようにサッとくぐらせ、シャリの上に乗せて食べるのが「ひきずり寿司」です。西伊豆に昔からあった、鰹をすき焼きのようして食べる風習を、金目にアレンジしたものと言われています。確かに伊豆でもここでしかみたことがないので、西伊豆ならでは味と言えるでしょう。

お食事処 味正 マップ 詳細情報

名称お食事処 味正
住所静岡県賀茂郡松崎町江奈638-1
営業時間11:30~14:30/ 17:00~21:00
定休日火曜日の夜、水曜日は終日、木曜日の昼
電話番号0558-42-2855

飴屋のかき氷 これは初めての食感

イメージ写真

かき氷マニアではないので、確信はありませんがこれは珍しいのではないかと思います。

菊水という老舗の飴屋さんのかき氷で、かき氷の上に溶かした飴を乗せてくれます。飴はすぐ固まるのですが、氷との絶妙な温度のバランスと甘さの加減がなんとも言えません。

甘いものは別腹ですし、比較的暖かい西伊豆の午後、冷たいかき氷を食べてみてください(夏季限定)。

飴元 菊水 マップ 詳細情報

名称飴元 菊水
住所静岡県賀茂郡西伊豆町仁科802−4
営業日9:00〜17:00
定休日不定休
電話番号0558-52-0044

宿泊は鉄板の「堂ヶ島温泉」だが、絶景のキャンプ場も

西伊豆に来てどこに宿泊するのかの選択肢はたくさんあります。堂ヶ島温泉は伊豆でも屈指の温泉街ですので、高級旅館から民宿までたくさんの宿があります。また、松崎町まで足を伸ばせは絶景のキャンプ場もありますので、キャンプをしてみるのも良いかもしれません。

堂ヶ島温泉には宿泊施設多数「西伊豆 堂ヶ島温泉ホテル」

堂ヶ島温泉ホテル露天風呂から海の眺め

私が西伊豆へ仕事で行く際、よく利用しているのは堂ヶ島温泉ホテルです。

ハワイをイメージして、海の眺望、ヤシの木、海沿いにはプールと当時モダンだと思われていたホテルがそのまま使われており、日本の高度成長期を思わせる不思議なレトロ感があります。夏にはプールサイドにハワイアンの音楽が流れていて、それがなんともしっくり感じます。

またロビーには太陽の塔で有名な岡本太郎の作品の壁画がなぜか残されています。

堂ヶ島温泉ホテルは、源泉掛け流しの温泉なので温泉も楽しむことができます。大浴場だけでなく、海辺には男女別の露天風呂もあり、夕日を見ながら温泉を楽しむことができます。いくつかの源泉があり、私のおすすめはぬるい源泉で、入っていると段々疲れが抜けるように感じます。

またこのホテルから、敷地沿いに三四郎島に行くことができるので、宿泊している時間帯でトンボロ現象を見ることもできます。

堂ヶ島温泉ホテル マップ 詳細情報

名称堂ヶ島温泉ホテル
住所静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2960
電話番号0558-52-0275

相模湾ごしの富士山をキャンプ場から

キャンプ場から相模湾越しの富士山

もしキャンプを楽しみたいのであれば、松崎町から少し南下することになりますが、「雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場」もおすすめです。西伊豆の崖の上にある比較的小さなオートキャンプ場ですが、西伊豆の荒々しい海と千貫門、相模湾に沈む雄大な夕日をキャンプサイトから見ることができます。また天気に恵まれれば、相模湾越しの富士山を見ることができるかもしれません。絶景用の撮影スポットも整備されていますし、キャンプ場利用者は展望風呂も使えます。

周辺にもいくつかキャンプ場があるようですので興味のある方は調べてみてください。

また、道が狭いですが、近くに岩部の棚田があります。東日本では珍しい石積の棚田です。

雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場 マップ 詳細情報

名称雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場
住所静岡県賀茂郡松崎町雲見字塩谷83-1
予約サイトの入力フォームから

知られていないが、どこかで見たことのある港町 松崎町で絶景も

西伊豆からさらに南下すると松崎町になります。松崎町と聞いて知っている人は少ないかも知れませんが、テレビドラマや映画のロケ地の港町として見ているかも知れません。世界の中心で愛を叫ぶ、砂の器、鬼畜などのドラマのロケ地にもなっていて、日本のどこかにありそうな港町ですがそれだけではありません。西伊豆に来たのならぜひ足を伸ばしてほしいところです。

陸から遠くても、海に開かれた町 松崎町

伊豆半島の先端に近い松崎町は、陸からのアクセスに優れているとはいえませんが、昔から海に開かれており、江戸時代には大阪-江戸間の航路の要衝として栄えた街です。そのため、市内には、歴史的な建物やナマコ壁の街並みも多数残っており、珍しい美術館もありますので、街中を散策しても楽しいと思います。

また、ヨットによる単独無寄港補給世界一周の史上最年少記録(当時)を樹立した白石康次郎はここ松崎町からから出発しており、日本の端のイメージがあります。

さらに、松崎町から南伊豆にかけての海岸線は、小さな港とエメラルドグリーンの海が続く素晴らしい景観です。

サクラの時期は絶景、満開の桜をみながら舟遊び

那珂川の桜並木

実は、松崎町は和菓子の桜餅などを包む桜の葉の生産日本一の町です。桜の葉が日本一だけあって、桜の名所でもあり、ぜひ桜の咲く季節に訪れてほしいところです。

街の中心を流れる那珂川沿いに1200本のソメイヨシノが4kmも続く桜並木があり、満開の時期は本当に美しい景色を堪能することができます。また10人乗りカヌーを漕ぎながら水上からお花見を楽しむ那賀川花見舟体験もおすすめです。興味のある方は、観光協会から予約できます。

那珂川の支流の桜並木

那珂川桜並木・花見船体験 マップ 詳細情報

住所 静岡県賀茂郡松崎町松崎211(松崎町観光協会)
見頃3月下旬~4月上旬
電話番号0558-42-0745 (松崎町観光協会)
花見船体験予約は観光協会まで
大人 2,000円
小中学生 1,000円
未就学児 500円
※座席不要の幼児は無料。

ナマコ壁の街並みを散策

ナマコ壁とは、建物の外壁にナマコ状の漆喰を網目状に施し補強したものを言います。松崎町には、このナマコ壁の建物が多く残っており、街並みを作っています。ナマコ壁の街並みを散策しているとタイムスリップしたような感覚になります。

ちょっと不思議な街並みで写真を撮ってみるのも面白いかもしれません。

世界的にも珍しい「漆喰鏝絵」を展示、建築好きにもおすすめしたい長八美術館

長八美術館は、松崎町出身で江戸末期から明治にかけて活躍した名工・左官職人の長八の美術館です。左官の技術と日本画の狩野派の技法を組み合わせた「漆喰鏝絵」(絵画的な表現を漆喰で作成)という独自の作品を多数展示している非常に珍しい美術館です。

建築に興味のある方は、美術館の建物も楽しめます。建築家石山修氏が日本の名工と言われる左官職人を集めて作ったのが長八美術館で、建築美術の優れた制作者に贈られる吉田五十八賞を受賞しています。

長八美術館 マップ 詳細情報

住所静岡県賀茂郡松崎町松崎23
開館時間9:00~17:00
閉館日年中無休
入場料大人500円、中学生以下無料
電話番号0558-42-2540
駐車場あり

美味しい海の幸を食べたいなら民芸茶房

松崎町での散策でお腹が空いたら、やはり海の幸で昼食にしたくなりますよね。海鮮の食堂やバイクツーリングで人気の店もありますが、私がおすすめしたいのは、松崎港近くの民芸茶房です。比較的手軽に海の幸たっぷりの定食を食べることができます。

民芸茶房は、豊崎ホテルに併設されているので宿泊も可能です。源泉掛け流しの天然温泉と夕食には美味しい魚が食べられるのでおすすめです。

以前私が宿泊した際に頂いた手長海老の刺身(どちらかといえば、イタリア料理のスカンピ風)は絶品でした。

民芸茶房/豊崎ホテル マップ 詳細情報

名称民芸茶房/豊崎ホテル
住所静岡県賀茂郡松崎町松崎495-7
営業時間
(民芸茶房)
7:30~15:00
17:00~20:30(L.O.19:30)
定休日不定休
電話番号0558-42-0773
駐車場あり

南伊豆に向けて絶景ドライブ

烏帽子山と雲見海岸

松崎町から南伊豆にかけての海沿いの道は、海辺のドライブを楽しむことができます。海を一望できるルートで、交通量も少ないのでゆっくり景色を楽しむことができます。また、千貫門、岩室堂、数々の小さな漁港など、途中寄り道をしながらのドライブもおすすめです。

以前は、雲見温泉赤井浜露天風呂、平六地蔵露天風呂といった野趣豊かな露天風呂が、点在していたのですが廃業や休業のところが多いようです。温泉好きの方、下調べをして訪問してみても良いかもしれません。

伊豆の奇景「千貫門」

千貫門

松崎町でも、いくつかの奇景をみることができます。海に浮かぶ巨石を波が侵食して真ん中に穴が開いている千貫門もその一つです。エネラルドグリーンの海や周辺の景勝とともに「見る価値が千貫に値する」というところから「千貫門」という名がつけられるようになりました。

土砂崩れの影響で千貫門への遊歩道は閉鎖されていたのですが、令和4年7月に開通されました。千貫門だけだなく非常に透明度の高い海を見る時間を取ってみるのも良いかもしれません。

千貫門 マップ 詳細情報

住所静岡県賀茂郡松崎町雲見
道順ホテル「大漁」近くに駐車場(有料)有、徒歩20分
※わかりにくいので観光協会で詳細を確認することをおすすめします
電話番号0558-45-0844(雲見温泉観光協会)

江戸城の石垣はここから切り出した 岩室堂

不思議な景色といえば、岩室堂も面白いかもしれません。江戸城の石垣にも使われた伊豆石の切り出し場です。実際の現場を保存しているような施設ですので、当時の石切場のリアルな感覚が体験できます。

切り出した石を船に乗せるためトンネルが海に通じており、入江に船を係留し、人力で浜辺まで大きな石を下ろす様を想像してみると非常に興味深く見学することができます。

石切場から船に石を下ろすためのトンネルからの景色

岩室堂 マップ 詳細情報

住所静岡県賀茂郡松崎町道部371
照明点灯時間8:30〜17:00
駐車場無料(普通車4~5台分、マイクロバス駐車可)

伊豆おすすめ観光の紹介

これまで、仏像と温泉を楽しむ三島・修善寺の旅、東伊豆の旅、下田・南伊豆の旅と紹介してきましたが、今回の西伊豆の旅で完結です。他にも紹介したいところは沢山ありますが、まずは伊豆半島に出かけて、自分の好みの旅を探してみてください。あなただけの新しい発見が沢山あるはずです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA