北海道知内町の魅力を紹介!津軽海峡の絶景と名産牡蠣、珍しい新幹線ビュースポット

知内町の魅力を伝える4枚の写真のコラージュです。左上は新幹線が走る鉄道の風景、右上は紅葉の中にある露天風呂、左下は新鮮な海鮮を使った鍋料理、右下は美しい海岸線を望む展望台の風景です。知内町の自然、美食、温泉など多彩な魅力が一目で分かる構成となっています。

知内町は、青函トンネルを抜けて最初に目にする北海道の町です。
大自然が織りなす荒々しい海岸の絶景や、北海道ならではの美味しい食べ物が豊富で、SNSでもたびたび話題になるなど、観光地としての魅力が詰まった場所です。

そんな知内町には、

  • 奇岩群の絶景や青の洞窟など手つかずの自然が魅力の”海のエリア”
  • 北海道最古の温泉と豊かな自然が楽しめる”温泉・自然エリア”
  • 特産のカキやニラなど、新鮮な地元食材を使った美味しい料理が堪能できる”市街地エリア”

といった、ここでしか味わえない様々な旅の醍醐味を楽しめるスポットがあります。
今回は、そんな知内町の魅力の一部をご紹介します。

ぜひ、あなたも知内町を実際に見て、感じて、味わってみませんか?

新幹線と貨物列車が交差する展望スポット『新幹線展望塔』

「道の駅しりうち」の外観の写真です。右側に「道の駅しりうち」と書かれた建物があり、正面にはガラスの自動ドアが見えます。左側には背の高いガラス張りの展望塔があり、細い柱で支えられた構造が特徴的です。建物の周囲には少量の雪が積もっており、空は澄み渡った青空が広がっています。

2016年に北海道新幹線開業したことでぐっと身近となった北海道。
北海道の玄関口に存在する知内町は青函トンネル出入口のまちとしても知られています。
「道の駅しりうち」には青函トンネルの北海道側入口(湯の里知内信号場)を眺める展望台が併設されており、高さ約14メートルの展望フロアは、線路を走りぬける新幹線を見下ろすことができる絶好のビュースポットとなっています。
新幹線と貨物列車がすれ違う様子が見られる全国でも非常に珍し展望スポットです。

日本ではわずか4か所でしか見られない「三線軌条」

新幹線展望塔から見た風景の写真です。中央には、緑と白の車体を持つ新幹線が線路を走っているのが見えます。右側には高架の壁が続き、左側には貨物列車が停車しています。背景には雪が積もった田園風景と、奥に広がる森が広がっています。冬の冷えた空気感が伝わる、のどかな風景です。

実は展望フロアからよく線路を眺めてみると、レールが3本敷かれていることに気付きます。
なんとこの線路は、標準軌(軌間1435mm)の新幹線と狭軌(軌間1067mm)の在来線が同じレールを使うという全国でも珍しい方式の線路(三線軌条)なのです。

新幹線は一日約10往復していますが、新幹線と貨物列車がすれ違う姿を見られるのはそのうちの数回だけとなっています。

新幹線と貨物列車がすれ違う時と、新幹線が待避線の貨物列車を追い越す時の2パターンがあり、知内町では列車の通過予想時刻一覧表を作成しています。

その珍しい光景を見てみたいという方はぜひ確認してからお出かけください。
知内町公式サイト「新幹線展望塔」

夜間にライトアップされた新幹線展望塔の写真です。塔の外壁には青い照明が施され、窓には星形のイルミネーションが輝いています。手前の建物には、クリスマスツリーや天使、サンタクロースを模したカラフルなネオンライトが飾られています。周囲は暗闇に包まれていますが、イルミネーションが鮮やかに光り、幻想的な雰囲気を醸し出しています。

新幹線展望塔では、全国的にもめずらしい貨物列車の横を新幹線が通り過ぎる瞬間を見ることができます。

展望塔は冬季限定(11月〜3月)でイルミネーションが照らされます。
ご家族、友人・知人、恋人同士で記念撮影するとさらに幸せな気分になれるでしょう。

【住所】北海道上磯郡知内町字湯ノ里48-13
【問 合 せ】01392-6-2270
【営業時間】8:30~18:00 (4月~10月)、9:00~17:00 (11月~3月)
【定休日】無休 (4月~10月)
毎週月曜日 (11月~3月 、祝日の場合翌日)
※ 年末年始は、12月31日から1月3日まで休館
【料金】無料
【駐車場】大型バス2台 普通車35台、障害者用2台
【Website】知内町公式サイト「新幹線展望塔」

自然が織りなす奇跡!感動の『青の洞窟』と『矢越クルーズ』

市街地から車で10分に位置する矢越海岸に面して広がる小谷石地区は、FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSで人気が広がっている注目エリアです。
その一番の理由は、船でしか行けないという秘境感。
源義経伝説の残る矢越岬や、イタリア・カプリ島に引けを取らない美しさが評判の「青の洞窟」などは必見の見どころです。
魚が泳ぐ様子が見えるほど透明度の高い海水が光線によって青や緑に映り、とても神秘的な光景となっています。

小型船で巡る「矢越クルーズ」体験

小型船で行く矢越(ヤゴシ)クルーズでは、神秘的なブルーの世界が広がる洞窟の中や矢越岬などのすぐそばまで接近でき、秘境の雰囲気を体感することができます。

矢越クルーズは矢越ブルーの海を体感できるクルーズアクティビティ。
「道南の秘境」と呼ばれる、断崖絶壁や青い海が続く矢越海岸の一帯を小型船でクルージングするツアーです。
小型の船で運行しているため、人が立ち入らない海岸の間際にまで近寄ることができ、秘境の雰囲気を文字通り”体感”することができます。
洞窟内で願いを込めて白い石を海中に沈めるとそれがかなうとのジンクスもあり、このクルーズを通して何組ものカップルが結ばれています。

【住所】北海道上磯郡知内町字小谷石99-8
【問い合わせ】01392-6-7854
【営業時間】8:00~18:00 ※ 4月末~10月上旬 (予定)
【定休日】悪天候時 ※ 10月中旬~4月下旬 (予定)
【料金】大人 5,000円、子供 2,500円、幼児 無料
【駐車場】有り
【Website】矢越クルーズ 854CREWS

奇岩群の絶景に出会える「小谷石海岸」

小谷石海岸の美しい風景を捉えた写真です。青く澄んだ海が広がり、緑豊かな断崖が海に突き出しています。海岸線には岩が点在し、遠くには小さな船が航行しています。青空の下、自然の雄大さと美しさが際立つ景観が広がっています。

また、矢越岬は「松前矢越道立自然公園」に指定されており、イカリカイ島を筆頭に、蛇ノ鼻岩、狐越岬、ナマコ岬、猿人岩など、名前も形も奇妙な奇岩が連なる海岸線が壮観です。

穴場スポット「イカリカイ駐車公園」で一休み

イカリカイ駐車公園の写真です。青い海に面した公園には、岩が点在する海岸線が広がっています。駐車場には多くの車が停まり、その横にはいくつものテントが設置されています。人々がキャンプを楽しんでいる様子が見られます。遠くには海に浮かぶ岩礁があり、波が岩に打ち寄せています。快晴のもと、リラックスした雰囲気が漂う海辺のキャンプ場の風景です。

町のシンボル、イカリカイ島を望む公園。
沖にはイカリカイ島があり、天気が良ければ対岸の青森県も望むことができます。
駐車場脇の砂利サイドでオートキャンプができ、海岸まで降りて磯遊びや釣りができます。

【住所】北海道上磯郡知内町字小谷石
【問い合わせ】01392-5-6161 (知内町役場)
【営業時間】常時開放 (4月下旬~10月下旬)
【定休日】なし
【料金】無料
【駐車場】20台
【Website】知内町公式サイト「イカリカイ駐車公園」

絶景パノラマを楽しめる「小谷石展望台」

小谷石展望台からの眺めを捉えた写真です。展望台にはレンガ敷きの広場があり、ベンチと解説パネルが設置されています。手前に緑が茂り、その先には青く広がる海と、特徴的な形をした岩がいくつか見えます。空には薄く雲が広がり、穏やかな海と青空が一体となって美しい景色を作り出しています。遠くには水平線が見え、自然の壮大さが感じられる場所です。

イカリカイ駐車公園から徒歩3分の位置にある「小谷石展望台」。
晴れた日には津軽海峡の先にある青森県の津軽半島と下北半島を見ることができる眺望抜群の展望スポットです。

【住所】北海道上磯郡知内町字小谷石
【問い合わせ】01392-5-6161 (知内町役場)
【営業時間】常時開放
【定休日】冬期間
【料金】無料
【駐車場】近くにイカリカイ駐車公園あり
【Website】知内町公式サイト「小谷石展望台」

知内かき「海峡そだち」と「北の華」ブランドのニラが有名

新鮮な海鮮と野菜が盛り付けられた鍋料理の写真です。鍋の中には、大ぶりの牡蠣、海老、魚の切り身が美しく並べられ、その周りにニラや薄切りの人参が添えられています。色鮮やかな食材がふんだんに使われており、食欲をそそる一品です。背景には木目調のテーブルが見え、温かみのある雰囲気が漂っています。

知内町は道内一を誇るニラの産地としても有名で、「北の華」ブランドのニラは味・栄養ともに最高級と言われています。
また、全国的にも珍しい外海での牡蠣養殖を行っており、泥臭さが少なく身の締まりが良いと評判で、「知内かき」はその名が全国に知れ渡っています。
町内ではそれらをアレンジした絶品メニューが堪能できます。

新鮮な知内かきを味わう「知内かき小屋」

「知内かき小屋」は知内産の牡蠣とニラを一度に味わうことができるお店。
全商品に牡蠣とニラをふんだんに使用しており、リーズナブルな価格で提供しています。
人気メニューである「蒸し牡蠣」は、4種の多彩なソースで食べることができ、新しい味に出会えること間違いなしです。

【住所】北海道上磯郡知内町字重内10-15
【問い合わせ】01392-6-7500
【営業時間】11時から14時まで(ラストオーダー14時)
【定休日】水曜日
【支払方法】現金のみ
【駐車場】普通車27台、大型車3台
【Website】知内町公式サイト「知内カキ小屋」

知内の素材が光る!『あすなろパン工房しりうち』の限定パン

あすなろパン工房しりうちの店内に陳列された様々な種類のパンの写真です。棚には「ニラカレーパン」と書かれたポップが掲示されており、その横には実際のニラカレーパンがトレーに載せられて並んでいます。パンは一つ一つ透明なビニール袋に包まれており、他にも様々な種類のパンが見えます。木製の棚や壁が温かみを感じさせる空間で、焼きたてのパンの香りが漂ってきそうです。

2019年4月江差町などで展開する「あすなろパン」が道の駅知しりうち内にオープンしました。
知内産の米粉や「北の華」の粉末を使ったご当地限定パンが特に大人気です。

「あすなろパン工房しりうち」は道の駅しりうちのエリア内にあり、道産の小麦と知内産の米粉を使用した計40種類以上ものパンが並んでいます。
他にも、町内牧場の牛乳を使用したソフトクリームも人気です。

【住所】北海道上磯郡知内町字湯ノ里48-1
【問い合わせ】01392-5-5588
【営業時間】10:00~17:00
【定休日】不定休
【料金】100円~
【駐車場】有り
【Website】知内町公式サイト「あすなろパン工房しりうち」

演歌界の大御所・北島三郎の故郷を訪ねて

北島三郎ギャラリーの展示の一部を捉えた写真です。壁一面に北島三郎のシングルレコードのジャケットが年代順に並べられています。カラフルなジャケットが整然と配置され、それぞれに発売年月が記載されています。展示は1960年代の作品から始まり、北島三郎の音楽キャリアを振り返る内容となっています。壁全体が彼の長い音楽活動の歴史を象徴するかのように、圧巻の光景が広がっています。

知内町は、あの日本演歌界の大御所・北島三郎さんの故郷として知られた地でもあります。
知内町では北島さんの長年の功績をたたえ名誉町民の称号を贈呈するとともに「北島三郎ギャラリー」などを整備。
また、夏のお祭り「サマーカーニバルin知内」では、北島三郎さんが故郷への恩返しとして北島ファミリーをはじめとする歌手を引き連れて野外ステージに出演しました。

ファン必見のスポット「北島三郎ギャラリー」

北島三郎ギャラリーの展示室内の写真です。中央には北島三郎の金色の銅像が2体設置され、背景には彼の大きな写真と「まつり」の歌詞の一部が力強く描かれています。左側には、迫力ある祭りの写真が展示され、右手前には小さな子供用の椅子とテーブルが置かれています。北島三郎の偉大なキャリアと文化的貢献を讃える展示が、華やかで温かい雰囲気の中で行われています。

北島三郎氏の金色と銅色の「等身大フィギュア」や、誕生から演歌歌手として頂点を極めるまでを貴重な写真とともに展示する「北島三郎ヒストリー」、264曲のジャケットが紹介されている「シングルコレクション」などがあります。

【住所】北海道上磯郡知内町字重内21-1
【問い合わせ】01392-5-6161 (知内町役場)
【営業時間】8:30~17:15
【定休日】なし ※ ただし臨時休館あり
【料金】無料
【駐車場】あり
【Website】知内町公式サイト「北島三郎ギャラリー」

思い出を刻む「北島三郎ふるさと公園」

北島三郎ふるさと公園内にある記念碑の写真です。記念碑は黒い石材でできており、中央に北島三郎の名前と関連する文字が刻まれています。記念碑の前には白い小石が敷き詰められた半円形のスペースがあり、手前には階段が設置されています。周囲は緑豊かな木々に囲まれており、静かな雰囲気が漂っています。この公園は、北島三郎の故郷に対する敬意と彼の業績を讃えるために作られた場所です。

公園内には、北島三郎氏の芸道55周年を記念する記念碑があり、郷土・知内町やご両親に対する北島氏の想いが記されています。

【住所】北海道上磯郡知内町字元町130番地3
【問い合わせ】01392-5-6161 (知内町役場)
【営業時間】常時開放
【定休日】なし
【料金】無料
【駐車場】有り
【Website】知内町公式サイト「北島三郎ふるさと公園」

歴史を感じる町『知内』―人々の営みと願いを語り継ぐスポット

知内町は歴史上の興味深いエピソードが残る歴史ロマンがあふれる町としても有名です。
この地の歴史は古く、確認されている人跡は旧石器時代まで遡ります。
本州に近いという地理上、道内で和人居住最古の歴史を有する町でもあります。
特に興味深い逸話を残す北海道の三大最古が存在します。

  1. 旧石器時代の墓と考えられる「日本最古の墓」
  2. 北海道最古の神社「雷公神社」
  3. 北海道最古の温泉「知内温泉」

北海道の三大最古を中心に知内町のエポックを物語るスポットをいくつか紹介していきます。

旧石器時代からの歴史が息づく知内町

知内町の湯ノ里地区では、およそ1万4千年前の旧石器時代の墓と考えられるものが1983年の遺跡発掘調査で発見されました。この墓は、現在日本最古のものとされ、墓の起源は旧石器時代までさかのぼります。

同時に墓の副葬品として、コハクや石製の小玉、垂飾(首飾り)、石刃、石刃核、細石刃などが出土され、この時代の人や物資の交流を考える貴重な資料として、国の重要文化財に指定されています。

なお、「道の駅しりうち」には記念したモニュメントが設置されています。

知内の歴史を学ぶ「知内町郷土資料館」

知内町郷土資料館の内部の写真です。展示室には、昔の日常生活や農業で使用されていた道具や衣類が数多く展示されています。中央のテーブルや棚には、陶器、調理器具、織物などが並べられており、背景には農具や時計、伝統的な衣服が掛けられています。天井にはスポットライトが設置され、展示物を明るく照らしています。資料館全体が、地域の歴史や文化を伝えるために工夫された空間となっています。

湯ノ里地区から出土した約2万年前の「日本最古の墓」から見つかった副葬品 (重要文化財) や、旧国鉄松前線の資料のほか、昭和30年代に使われた資料を展示しています。
太古から現代に至るまでの、知内で暮らす人々の生活の様子や町の産業などを幅広く学ぶことができます。

【住所】北海道上磯郡知内町字重内31-47
【問い合わせ】01392-5-5066
【営業時間】10:00~16:30
【定休日】月曜・祝日の翌日(5月~11月)、日曜・祝日・年末年始 (12月~4月)
【料金】無料
【駐車場】有り
【Website】知内町公式サイト「知内町郷土資料館」

日本最古の墓をモチーフにした「道の駅しりうち」

「道の駅しりうち」に設置された、日本最古の墓をモチーフにした記念碑の写真です。黒い石材でできたモダンなデザインの碑は、上部がカーブした特徴的な形状をしています。正面には解説文が掲示されており、訪問者が立ち止まって読むことができます。碑の周囲は石畳で囲まれ、背後には緑豊かな木々が見え、青空が広がっています。この記念碑は、地域の歴史や文化を象徴するものとして設置されています。

道の駅しりうちには、旧石器時代の重要文化財に指定された日本最古の墓が発見された地であることを記念するモニュメントが設置されています。
知内町物産館には知内町でしか手に入らない商品などがあり、特産野菜の販売や水産加工品も充実しています。
併設されている新幹線展望塔は鉄道ファン注目のスポットとなっています。

【住所】北海道上磯郡知内町字湯ノ里48-13
【問い合わせ】01392-6-2270
【営業時間】8:30~18:00 (4月~10月)
9:00~17:00 (11月~3月)
【定休日】無休 (4月~10月)
毎週月曜日 (11月~3月 、祝日の場合翌日)
年末年始(12月31日~1月3日)
【料金】無料
【駐車場】有り
【Website】知内町公式サイト「道の駅しりうち」

北海道最古の神社『雷公神社』で運気アップ

雷公神社の正面の写真です。神社は伝統的な日本建築で、中央に鳥居と階段があり、その両側には石灯籠や狛犬が配置されています。建物の右手前には「雷公神社」と刻まれた石碑が立っています。背景には緑豊かな木々が広がり、神社全体が自然に囲まれた静かな環境にあることが伺えます。明るい日差しが境内を照らし、落ち着いた雰囲気が漂っています。

北海道で最も古いとされる雷公神社。
同社に伝わる北海道最古の古文書「大野土佐日記」によれば、鎌倉幕府第2代将軍・源頼家の命により砂金を掘るために知内町を訪れ、この地を拓いた荒木大学が1224年に創建したと伝えられています。
もともとは上社と下社に二社に分かれていたようですが、武田信広(松前藩の開祖)が一社にして再建し、別雷神(わけいかずちのかみ)を祀ったことから雷公神社と呼ばれるようになりました。
別雷神は逓信を司る神とされ、恋愛成就を願う人が参拝すると、心が通じるという云い伝えがあることから、縁結び・恋愛成就にご利益のある神社といわれています。

神秘的な「雷公神社」を訪れる

雷公神社で販売されているお守りやストラップの写真です。手前には赤と白の花の形をしたストラップがパッケージに入れられて並べられています。奥には、色鮮やかな赤や青のお守りが木製の箱に整然と配置されています。

知内町の開町からの出来事を物語り風に記した貴重な古文書である「大野土佐日記」が所蔵されている北海道最古の神社です。
この神社に祀られている別雷神が「逓信の神」であることから、参拝すると思いをよせる相手に気持ちが伝わると言われています。

【住所】北海道上磯郡知内町字元町232
【問い合わせ】01392-5-5116
【営業時間】常時開放 (本殿以外)
【定休日】無休
【料金】無料
【駐車場】有り
【Wedbsite】知内町公式サイト「雷公神社」

開湯から約800年!歴史ある『知内温泉』で癒しのひととき

紅葉が美しい秋の知内温泉の露天風呂の写真です。木造の屋根に覆われた温泉は、自然の中にあり、周囲には赤や黄色に色づいた木々が見えます。温泉の縁には白いプラスチック製の椅子がいくつか置かれており、リラックスできる雰囲気が漂っています。穏やかな陽光が差し込み、温泉と紅葉のコントラストが美しい景観を作り出しています。

知内温泉の歴史は古く、開湯から約800年を誇る北海道最古の温泉と言われています。
5本の源泉を有する天然湧出の温泉です。
雷公神社に所蔵された「大野土佐日記」によると、元久2年(1205)、源頼家の命で家臣の荒木大学が一族郎党を従えて金鉱を探しにこの地を訪れ、1247年に薬師堂を建設して開湯したのが始まりと伝えられています。
ただし、それ以前にもアイヌの人々が利用していたともいわれており、のちの1624年には松前藩によって湯治場として整備されて以後は歴代の松前藩主をはじめ、砂金採取の従事者達にその効用によって親しまれたといわれています。

地元で愛される「知内温泉 ユートピア和楽園」

知内温泉 ユートピア和楽園の内風呂の写真です。浴槽は自然の岩を利用したような造りで、壁や床にも岩が組み込まれており、温泉独特の風合いが感じられます。浴槽からは温泉の湯気が立ち上り、湯船の縁や床には温泉成分が固まった独特の模様が見られます。大きな窓からは自然光が差し込み、外の景色が少し見えます。全体的に落ち着いた雰囲気の中で、リラックスして温泉を楽しむことができる空間です。

ユートピア和楽園は、1894年に開業した老舗温泉旅館です。
かけ流しの5つの源泉から異なる効能のある泉質を楽しめます。
山桜をはじめ、四季折々に彩りを変える木々、年輪を重ねた杉や道南でも珍しい竹林などに囲まれた秘湯の湯です。
また、地元の特産品を使い、素材のおいしさを最大限に生かした料理を提供する食の宿でもあります。
春には山菜などの山の幸、夏は海の幸の魚介類、秋はサケや栗、冬は牡蠣などを季節によってメインの食材を変えた料理を堪能できます。

上の湯の泉質・温度
泉質 ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉
温度 泉温60.4℃ 浴槽温度43.0℃

下の湯の泉質・温度
泉質 ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉
温度 泉温49.6℃ 浴槽温度43.0℃

【問い合わせ】01392-6-2341
【営業時間】7:00~21:00
【定休日】なし
【住所】北海道上磯郡知内町字湯ノ里284
【料金】大人800円、子供500円、幼児300円
【駐車場】有り
【Wwbsite】知内温泉 ユートピア和楽園

魅力あふれる知内町へ!新たな発見と感動の旅

本州から北海道新幹線に乗ってきた方が最初に見る景色が知内町。
知内町の大自然や田園風景、街並みなど、その歴史を知ることによって、より深く味わいのあるものに感じていただけたのではないでしょうか。

北海道知内町の空撮写真に、「北海道 知内町」と英語で「Shiriuchi Town」と書かれた画像です。広がる田園風景や町並み、そしてその先には広大な海が見渡せます。穏やかな青空が広がり、全体的に明るく開放的な印象です。

知内町の「しりうち」という読み方は、アイヌ語の「チリ・オチ」(鷹のいるところ)に由来しているそうです。知内の鷹は、徳川時代に松前藩を通して将軍の鷹狩り用に献上されていました。

知内町は絶景と、美味しい食べ物がたくさん楽しめる町です。
本州からのアクセスも比較的容易なため、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

『Guidoor』北海道 知内町の観光情報ページはこちら

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