日本の歴史とアートとグルメも堪能できる京都のオススメ観光スポット「新門前通」で新しいうどん『UDON MAIN』に出会う!

京都観光とおうどん

京都市にある「新門前通」は、京都の観光の中心地、京都市東山区の三条と四条を南北に繋ぐ大和大路通り近くにある通りです。祇園町の北側に位置しており、「新門前通」周辺には昔ながらの京都と日本の歴史を感じさせてくれる風情ある街並みが広がっています。

京都観光の中心地ということもあって、京都ご当地グルメなどおいしいものが沢山あるのも魅力的です。今回は「新門前通」近辺の周遊オススメ観光スポットとともに、そんな古都京都で発見したオススメのグルメ、全く新しいスタイルのうどん専門店『UDON MAIN』をあわせてご紹介します!

「新門前通」明治時代から外国人にも愛され古美術から現代アートまでが集う!京都ならではの特別な観光スポット

京都の街並み。真ん中に通りがあり、左右に昔ながらの建物が並んでいます。

「新門前通」の両脇には古美術、骨董店から現代アートを取り扱うギャラリーまでが軒を連ねており、世界各国の美術品が多く集っています。京都の歴史とモダンな雰囲気を持ち合わせながら、上質なアートに触れることができる京都ならではの特別な場所です。

「新門前通」の名前の由来は「知恩院」の表門前の通りを「古門前通」と呼ばれることに対してつけられたそうです。地図を見ると「知恩院」から真っ直ぐに繋がっているのがよく分かります。

「新門前通」が、美術や骨董の通りとして有名になったのは、明治時代の中頃からだと言われています。そのころから京都、祇園周辺には、日本文化に魅せられた多くの外国人が訪れていました。

当時、円山公園には外国人滞在先としても人気だったホテル「也阿弥」や「常盤ホテル」(後に「京都ホテル」)などがありました。「新門前通」付近はちょうどそんな滞在客らに好まれる散策コースの一場となっていたそうです。

日露戦争時には、「妙法院」、「智積院」などにロシア人捕虜が収容されていました。自由行動が許されていたロシア人捕虜に人気だったのが、日本の美術品や骨董品だったそうです。

そんな国内外の美術愛好家が多く集まっていた京都「新門前通」に、美術商や骨董商が店を出しはじめました。

「新門前通」は現在も訪日外国人旅行客やアートファンにとって人気の場所として注目されています。

黒い服を着た女性が一人で、絵画を見ています。

京都「新門前通」詳細情報

住所:京都府京都市東山区内
アクセス:京阪電車「三条京阪駅」 ・「祇園四条駅」 / バス「祇園四条駅」・「四条京阪前」

新門前通マップ

京都「新門前通」付近のオススメ観光スポット

「新門前通」は京都の観光地の中心地近くにあることから、京都の街並みを眺めながらの周遊観光にはぴったりです。歩いて巡りながらのぶらり京散歩で新しい京都の魅力にきっと出会えるはずです。

京都の歴史を感じる伝統的な風情ある街並みと、新しい建物やお店とも調和したここでしか体験できない風景を楽しめる、「新門前通」から徒歩でも周れるオススメの京都観光スポットをご紹介します。

「新橋通」(祇園新橋伝統的建造物群保存地区) 京都祇園ならではの美しい街並み

新橋通。2階ほどの建物から下を眺めたアングル。京都らしい瓦屋根、木造の家が道の両側に並んでいます。道の真ん中に後姿の男女が見えます。

「新門前通」の南側にある通り「新橋通」(祇園新橋伝統的建造物群保存地区)です。

石畳の通りには昔ながらの古い京町家が立ち並び、優しく流れる白川、桜並木、「まさにこれこそ京都!」という美しい伝統的な風景を見ることができます。京都観光の際には必ず一度は訪れたいスポットのひとつです。

祇園は八坂神社(祇園さん)の門前町で茶屋町として発展しました。江戸時代から芝居や人形浄瑠璃などの芸能と深い結びつきがあり、日本の伝統芸能を育んできた街でもあります。

今も美しい伝統的な茶屋様式の町家が建ち並んでいます。ここでしか見られない、京都祇園ならではの貴重な街並みは、現代の京都でも調和するように周辺環境も整備されながら大切に保存されています。

「新橋通」(祇園新橋伝統的建造物群保存地区)詳細情報

住所:京都府京都市東山区元吉町70-1
アクセス:京阪電車「祇園四条駅」 / 地下鉄「三条京阪駅」 / バス「四条京阪前」・「祇園四条駅」

「花見小路通」舞妓さんや芸妓さんに出会えるかも

花見小路通。道を歩いている舞妓さんの後姿と京都らしい建物が見えます。

「花見小路通」(はなみこうじどおり)は祇園町南側にある、京都の人気観光スポット祇園エリアの中でも特に人気の場所のひとつです。祇園町を「新門前通」と南北に交わるこの通りには、昔ながらの茶屋が軒を連ね、石畳が続いています。三条通から建仁寺まで約1kmの通りです。「新橋通」と同じく京都らしい情緒ある美しい街並みが広がっています。

「花見小路通」の西側には、京都の芸妓・舞妓さんが舞台で舞う華やかな「都をどり」の拠点「祇園甲部歌舞練場」があります。日本の春夏秋冬の情景が表される、明治5年(1872年)から続く京都の伝統的な春の風物詩です。芸妓・舞妓さんの生演奏と共に歌われる歌詞は毎年その年のテーマに沿って作られた新作が発表されています。

「花見小路通」はもともと建仁寺の敷地内にありました。明治6年(1873年)に建仁寺の塔頭だった旧清住院を歌舞練場として使用し、その後、大正2年(1913年)に新築された「祇園甲部歌舞練場」を拠点に毎年開催されています。(2016年から休館していた祇園甲部歌舞練場は耐震工事を終え、2023年2月7日に開館しています。)

歴史ある「花見小路通」の美しい街並みは、京都を代表する祇園の観光スポットとして今も多くの人に親しまれています。

「花見小路通」詳細情報

住所:京都府京都市東山区祇園町南側
アクセス:京阪電車「祇園四条駅」/ 阪急電車「京都河原町駅」 / バス「祇園」

「木屋町通」高瀬川の優しいせせらぎとともに京散歩

木屋町通。中央に川が流れていて両側には桜が咲き誇っています。
桜の枝のアップです。奥には川が見えます。

「木屋町通」は京都の街並みと隣を流れる高瀬川のせせらぎが心地よい通りです。3月下旬ごろから春の季節には川沿いに桜が咲き並びます。桜と京都の風情を楽しみながら散歩できる人気の観光スポットです。

「木屋町通」は二条通から南は七条通まで、全長約2.8kmの通りです。飲食店が多く集まっているエリアでもあり、坂本龍馬、桂小五郎らの石碑など日本の歴史ゆかりの場所が多くあります。京都のグルメと歴史を感じながら散策することができるオススメのスポットのひとつです。

江戸時代から材木問屋など材木を取り扱う商人が多く集まり「木屋町」と呼ばれるようになったそうです。その後材木商人や職人、旅行客にむけて料理屋、旅籠、酒屋などが店を構えるようになりました。そのため今も付近にはレストラン、居酒屋、料亭、バーなどが多く軒を連ねています。

「木屋町通」詳細情報

住所:京都府京都市
アクセス:京阪電車「四条駅」または「五条駅」/ 阪急電車「河原町駅」 / バス「四条河原町」

「先斗町」(ぽんとちょう) 歩くだけでも楽しい京都鴨川沿いの通り

先斗町。道の両側に建物が並んでおり、軒先には赤や白の提灯が飾ってあります。
先斗町の夜の風景。軒先にある赤や白の提灯が美しくともされています。

「先斗町」(ぽんとちょう)もまさに京都らしい風景が広がっている、鴨川沿いのエリアです。

先斗町は三条通から四条通までの約500mの細長い通りです。江戸時代から続く、京都の祇園に並ぶ有名な花街でした。

「先斗町」にはおしゃれなレストランやバー、お土産店など様々な京都ならではの魅力的なお店が集まっています。歩くだけでも楽しい「先斗町」は、お店の提灯などの明かりが美しい夜の散策もおすすめです。

「ぽんとちょう」の名前の由来のひとつにはポルトガル語の「PONTO / PONTA」からきていると言われています。「PONTO」は英語の「POINT」と同じく、点や地点、先端や尖端を意味しており、川沿いにお店が並んで集まる「先斗町」を表すにはぴったりな言葉です。

もうひとつは東の鴨川と西の高瀬川を太鼓の「皮」にみたてて、「ポンと音が鳴る」という意味から「ぽんとちょう」と呼ばれるようになったというものです。京都らしいダジャレのような、おしゃれな名前の由来でした。

明治から続く京都の風物詩のひとつ「鴨川をどり」の拠点でもあり、芸妓さんや舞妓さんによる華やかな舞が毎年春と秋に開催されています。

「先斗町」詳細情報

住所:京都府京都市中京区柏屋町
アクセス:京阪電車「三条駅」または「祗園四条駅」/ 阪急電車「河原町駅」 / 地下鉄東西線「京阪三条駅」または「京都市役所前駅」

桜・紅葉の名所!京都の四季と歴史を満喫できる「円山公園」

左上が桜の大木、左下が紅葉、右上がお寺、右下が庭園の4つの写真。

「円山公園」は京都市東山区円山町にある明治時代に開設された京都市最古の公園です。86.641㎡の園内には回遊式日本庭園があり、四季折々の京都を楽しむにはぴったりです。

「円山公園」の園内、付近には「知恩院」、「長楽寺」、「八坂神社」など京都オススメの観光スポットがあり、茶屋や料亭もあります。

円山公園。中央ある大きな池を中心に紅葉が咲き乱れています。奥にアーチ状の橋が架かっているのが見えます。
円山公園の桜のアップ。薄ピンクの桜が立体的に折り重なっています。

秋の紅葉のシーズン、春には桜でも人気の名所のひとつです。毎年お花見シーズンにはライトアップされた「祇園の夜桜」の愛称で親しまれている枝垂れ桜は特にオススメです。

京都を訪れた際にはぜひ「円山公園」まで足を伸ばして、季節ごとの風景を楽しみながら京散歩をお楽しみください。

「円山公園」詳細情報

住所:京都府京都市東山区円山町
アクセス:京阪電車「祇園四条駅」/ 阪急電車「河原町駅」/ 地下鉄「東山駅」 / バス「祇園」
有料駐車場あり:円山公園駐車場

「八坂神社と八坂神社参道」パワースポットとしても有名な京都の人気観光スポット

八坂神社の石碑が左側にあり、奥には朱色の神社の入り口、中央の階段は行き交う人々が見えます。
八坂神社の入り口正面。朱色の門の両脇には狛犬が鎮座しています。

「八坂神社」はパワースポットとしても人気な京都四条通にある神社です。円山公園すぐにあり、京都では「祇園さん」、「八坂さん」の呼び名で地元の氏神として古くから親しまれています。

「八坂神社」は素戔嗚尊(スサノヲミコト)を主祭神として祀る、全国祇園社の総本社です。毎年7月には日本三代祭である「祇園祭」が開催されています。素戔嗚尊は疫病など厄災を払う神様として崇められており、祇園祭も貞観11年(869年)当時流行した疫病を鎮めるためにはじまりました。

京都祇園のシンボルとして多くの参拝者が今も訪れています。京都の花街祇園も元々はこの「八坂神社」の門前町として栄えました。八坂神社参道のある四条通りには多くのお店が集っており、観光客が一度は訪れる京都を代表する人気スポットです。

「八坂神社」と「八坂神社参道」詳細情報

住所:京都府京都市東山区祇園町北側625
アクセス:京阪電車「祇園四条駅」/ 阪急電車「京都河原町駅」 / バス「祇園」

京都の冬の風物詩!お正月の除夜の鐘「大鐘楼」がある「知恩院」

知恩院。左下から右上に伸びる参道の奥に、堂々とたたずむ寺院が見えます。

「知恩院」は京都東山にある浄土宗の総本山。浄土宗の開祖である法然が没した後に、弟子たちによって建てられたのがはじまりです。

国宝に指定されている三門や御影堂、重要文化財に指定されている大鐘楼、唐門、勢至堂など貴重な建造物が多くあります。大鐘楼の釣鐘は重さ約70トン。京都の方広寺、奈良の東大寺と並ぶ大鐘です。毎年お正月の総勢17名で鳴らされる除夜の鐘は、京都の冬の風物詩として有名です。地元の人々に古くから親しまれているお寺です。

「知恩院」詳細情報

住所:京都府京都市東山区林下町400
アクセス: 阪急電車「京都河原町駅」からバス「知恩院前」下車。もしくは徒歩約15分 / JR「京都駅」からバス「知恩院前」下車 / 地下鉄東西線「東山駅」

円山公園奥にある美しい庭と紅葉の名所「長楽寺」

長楽寺の門。中央階段の上に木造つくり瓦屋根の門が見えます。その奥にも階段が続いています。
長楽寺の中からみた庭園の風景。美しく整えられた、緑の木々が見えます。部屋の縁側寄りには、赤いじゅうたんが敷かれています。

「長楽寺」は円山公園奥にある時宗のお寺で、平安時代の延暦24年(805年)に最澄(伝教大師)によって創建されました。もとは比叡山延暦寺の別院として建てられましたが、その後室町時代になってから、国阿上人に譲られ時宗(宗祖一遍上人)に改宗されました。現在の円山公園の大部分が「長楽寺」の境内でした。

京都市内が一望できる絶景地としても親しまれているオススメの観光スポットです。京都有数の紅葉の名所としても親しまれており、境内の美しい庭園は室町時代に将軍・足利義政に仕えていた相阿弥(そうあみ)によって作られたといわれています。

八坂神社の前には「長楽寺」の飛び地である宿坊「遊行庵」(ゆぎょうあん)があり、宿泊やお寺での朝のお勤め体験などもできます。

長楽寺」詳細情報

住所:京都府京都市東山区円山町626
アクセス:京阪電車「祇園四条駅」/ 阪急電車「河原町駅」/ 地下鉄「東山駅」 / バス「祇園」

宿坊「遊行庵」
住所:京都市東山区祇園町南側531
TEL:
075-532-2770

「新門前通」からの京都周遊観光がオススメ!京散歩を満喫してみよう!

左上が金閣寺、左下が平安神宮、右上が清水寺、右下が鳥居の4つの写真。

「新門前通」がある京都市東山区にはその他にも清水寺、平安神宮など京都観光では絶対外せないような、目玉観光スポットが数多くあります。京都観光に訪れた際にはぜひ周遊をお楽しみください!

「新門前通」には京都ならではのおいしいご当地グルメや新しいグルメが盛り沢山!

懐石料理店、会席・懐石料理、衣笠丼、フレンチの写真。

歴史の街、京都「新門前通」付近には古今東西の美味しいグルメが多く集まっています。京都ならではの本格的な会席・懐石料理から、湯豆腐、湯葉、衣笠丼、などの京都ご当地グルメ…。

そして今、世界的にも注目されている、日本の「和食」とフレンチやイタリアンなどがコラボレーション、フュージョンしたモダンな和食スタイル「モダンジャパニーズ」なレストランやビストロ、カフェなども充実しています。

グルメ通が足繁く通うお店が数多くある京都グルメのなかでも、今回ぜひオススメしたい一品が「京都のうどん」です。京都には偉人や文化人に古くから愛されてきた、沢山のうどんの名店があります。

木のテーブルの上に置いてある、ガラスのコップに入った飲み物と灰色の器に入ったうどん。ネギ、唐辛子がトッピングされています。左上に紺色のクロスがかけられています。

関西はもちろん全国に愛されている「京都のうどん」はやさしい口あたりと喉越しの麺、そして京都ならではの鰹と昆布出汁の伝統的スタイルのおつゆが特徴です。

京都のうどん屋さんの前を歩けば、おいしいおつゆの香りに食欲も刺激されつつ、どこか懐かしい、優しい気持ちになります。

そんな愛しい歴史と伝統の街、京都「新門前通」で出会ったのがニュースタイルのうどん専門店『UDON MAIN』(ウドン メーン)です。

『UDON MAIN』オリジナル配合のスパイスと和出汁が決め手の新しい創作うどん!

UDON MAINの店舗写真。提供されるうどん、看板、自転車を改造した黒色のリヤカー、両手の平にオリジナルスパイスがのせられています。

『UDON MAIN』という、とてもキャッチーなネーミング。「京都のうどん」の、伝統的な和食の出汁文化と、世界各国のスパイスをオリジナルの配合にこだわり融合させた新感覚の「スパイスうどん」が堪能できるお店です。

「京都のうどん」文化に一石を投じるうどん専門店として今注目されています。

歴史ある街、古都京都の良さと新しい感覚が融合した、奥深いこだわりの味は、今までに出会ったことのない新たな「うどん」の魅力と可能性を体験することができます。

こだわって厳選された50種類以上のスパイスの中から、メニューごとに最適なオリジナル配合されたスパイスと、2種類の国産昆布と4種類の節によるお出汁が融合した、繊細かつ、独創的で豊かな味わいはここでしか食べられません。

「スパイスとお出汁」という、ふたつの旨味の出会いが新しいうどんの世界へと誘ってくれます。

お店の入り口に立つ店主。緑のメッシュが入ったショートの髪型。濃い紫のパーカーに黒いデニム生地のエプロンをし笑顔で微笑んでいます。
『UDON MAIN』店主・深田周平さん

こだわりスパイスを使った店主オススメのペッパー燻製鯖うどん」と絶品「餃子」!

さっそくですが、店主の深田さんがオススメする最強のメニューの組み合わせを教えてください。

店主イチオシのうどんは鯖を使った「ペッパー燻製鯖うどん」ですね。

フレッシュ(生)の胡椒を使ってどんなうどんができるかなと思っていて、アジなど色々な魚を試したりしたのですが、胡椒の味が消えてしまうのがわかったんです。スパイスの食感は残っているのですが、胡椒のフルーティさというのが失われてしまっていて、どうしようかなと思っていたのですが、鯖であれば打ち消さないことが分かって、鯖を燻製したら鯖の油が出汁に溶けて深みが増したんです。

鯖の燻製には2種類のチップを使っていて、燻製した後に鯖をほぐして、胡椒にオリーブオイル、フェンネル(クセのあるハーブの一種)とブラックペッパーを合わせています。

カリッとした食感と生の胡椒のフルーティさが引き立っています。

白い器に入ったペッパー燻製鯖うどん。深ネギ、レモンスライス、ほぐしサバ、胡椒がなどがトッピングされています。
ペッパー燻製鯖うどん

あとは、「麻婆京豆腐」うどんでしょうかね。中華料理屋を営んでいた祖父のレシピを使っているので、中華は間違えないですね(笑)

白い器に入った麻婆京豆腐うどん。小口に切ったネギが中央にのせられています。
麻婆京豆腐うどん

基本的にメニューの最終判断は僕なので、僕の好きなものがラインナップされています(笑)一品料理はアテになるようなもの、自分が延々と食べられるものにしています。

特に牛すじの煮こごりは、料理人の祖父が作って自分でも食べていたんですが、「子供の食べるもんじゃない」と口にさせてもらえなかったんです。それを今は母親に作ってもらってメニューとして出しています。

祖父は「肉だけは良いものを使え」と言っていて、ある意味それが遺言かもしれません(笑)

「生で食べられるものを買え」と市場でも良いものを買っていました。それもあって、うちの祖母は値段を見ずに買いますから。祖父が「なんでも好きなもの買いや」と言っていたそうで、今、祖母と一緒に住んでいるのですが、食費が大変です(笑)

うどんも含めて、お店で一番売れているのは餃子ですね。ビールと餃子が売れていますね。

母親が祖父と同じぐらい餃子を包むのが上手くて味も美味しくて、家で出る時は50個ぐらい食べてましたね(笑)

お店のは濃いめの味付けですが、家庭のはキャベツたっぷりでさっぱりですね。餃子のイベントでの経験を活かして、冷めても美味しく食べられる餃子を目指しています。

白い四角いさらに入った6個の餃子。餃子を中心に、黒色と黄色の楕円形の小皿が左右にありタレが入っています。
ジューシーな餃子に編集部スタッフも舌鼓を打つ

スパイスを使うという発想のヒントになったこと

うどんで商売をしようと思ったタイミングはいつなのでしょうか。

仕事を辞める時には自分で商売がしたいとは思っていたけど、どういうお店をやりたいかは決まっていませんでした。

カフェをやろうかなとは思っていて、ロサンゼルスのカフェ文化への憧れがあって、実際に現地のカフェを巡ったり京都でも色々と見て回って「ここはこの牛乳使っているのか、こんな機械を使っているのか」という研究はしていました。

京都はコーヒー好きな人がすごく多くて、カフェもメチャクチャあるんですよ。

最初はスパイスとコーヒーの組み合わせを考えていたんですが、これだけコーヒー屋さんがあったら、そこで勝負するのは難しいなと思ってコーヒーの畑はあきらめたんですよね。

和室で座って話す真剣な表情の店主。テーブルの上にはノートパソコンがあります。

スパイスが先だったんですね

変化を加えるのにスパイスが面白いと思っていました。

うどんに関していうと、実はジャストアイデアで、京都が地元だと土地柄行かないお好み焼き屋さんがあって、東京の知り合いの人と一緒に行った機会がありまして、食べるラー油をお好み焼きに好きなだけ使っていいというメニューがあったんです。味もメチャクチャ美味しかったんです。

これは面白いなと思ってうどん屋をやろうと思いました。そこからスパイスと出汁の組み合わせを広げていきました。最初はスパイスが4種あって、そこに置いてある自転車を屋台としてプロパンガスと寸胴で麺を茹でながらイベントに出展するというところから始めました。

他のうどん屋で美味しいと評判になっているお店は食べ歩いていて、このお店を始める前もスパイスインストラクターでもある母親と色々なお店に行ってみて「ここは好みじゃない、これのここは良いよね」というのをやっていました。

白が基調の店内に飾られた、自転車の前の部分を荷台に改造した黒色の屋台。荷台には、お酒の瓶が5本のせられています。
当時使われていた自転車を改造した屋台

スパイスの流れからうどんへ行き着いたわけですね。

スパイスも言い換えれば調味料ですよね。日本でいうとわさび、生姜、胡椒も使われていますよね。「スパイス」と言葉にしてしまうとカレーとかエスニックなものという連想が強いですが、スパイスも日常にあるもの、うどんも日本人の日常食で、組み合わせると思いもよらない新しいものとして表現出来るのでは、と作りながら考えていましたね。

棚に置かれた8種類のスパイス。透明な丸いガラス瓶に入れられコルクで蓋がされています。

出汁とスパイスは単体としては一般的ですが、組み合わせたらありそうでなかった新しい魅力を感じています

料理人の話を聞いて、やはりその土地の水を使ったり、土地にあるもので完結すると相性がいいとは言われていますね。

食べ物の好みは人それぞれあるので、全員が美味しいというのはないとは思っているんですが、だからこそ、こだわっている部分を楽しんでもらえればと考えています。

出汁の実験は結構楽しんでやっていて、日々、出汁としてのクオリティは上がっていて自信がありますね。

元々理数系だったこともあって、開店当初から今まで、スパイスの配合は全部グラムを計っていて、全てデータとして持っています。もちろん、その日の天候や気温でバランスは日々変わりますが、誰でも作れる分量としての再現性があります。

なんでミシュランをとれへんかなー、と思いながらやってますね(笑)ビブグルマンとかね(笑)

両手の平にのせられたスパイス。
世界中から厳選したスパイスを使用している

京都でお店を出しているという意味で、お店や商品づくりへの根底の想いお店を通して届けたいことなどはありますでしょうか。

京都生まれで高校は舞鶴の高専だったのですが、大学、社会人は大阪だったので「ザ・京都」というのを肌では感じていなくて、むしろ知らないことの方が多いんです。社会人の時も飲みに行くのは北新地(大阪)とかで、京都のこと逆に知らなくて行ったことのない場所が多いですね。

ただ、京都に生まれ京都で住んでるという郷土愛はあって、京都の良さってなんなんだろうというのは考えていて、お店しながら京都の食材を知ったり、新しく出来た場所やお店を知る楽しみを感じていてローカルの良さはいっぱいあって、「京都ってそんなとこあるんや」という発見や、よく言われる部分も肌で感じる「京都5年生」ぐらいの感覚です(笑)

和室で座って話す微笑んだ表情の店主。テーブルの上にはノートパソコンがあります。

観光地として見た京都はどうですか?これまでの評価されてきた部分やオーバーツーリズムとも言われている部分に対して、正解はないと思うのですが、これからの京都に思う部分はありますか?

そもそも変わったうどんを考えた時にそのまま東京で同じことやっても埋もれてしまうのかなと考えていました。

京都は老舗が多くて、新しいものの定着に時間が掛かる部分はありますが、一方で新しいもの好きな部分もあって、その部分を新しい文化にしていけないかなという想いがあって京都でやりたいと思いました。

観光地としての視点で考えると、京都の場合、観光地でなくなることはないと思うので、これからも楽しみに来る人は多いと思います。だからこそ、京都の色を出していくお店が増えていくのがいいのではないかなと思っています。

京都だからできることは大事ですよね

ローカルの良さは大事だと思っています。わざわざ京都に来たのに、東京で流行っているスイーツを食べるのは違うかなと思います。その場所その土地でしか味わえない、体験できないものがあると思います。

京都の風情を感じる、お店の庭の風景。右側に灯ろう、真ん中に木があります。
お店の造りにも随所に京都らしさが表現されている

京都産食材と世界のスパイスを配合したオリジナルアウトドアスパイス「MAKE9」

MAKE9のパッケージ。小袋は銀色で4つあり、木のまな板の上に置かれています。小袋の中央に似顔絵が描かれてあります。4つの小袋が入るグレーの箱が奥にあり、箱の前面には、鍋にスパイスを入れている人のイラストが描いてあります。
マゼラン、ヴァスコ・ダ・ガマ、コロンブス、マルコ・ポーロ(左から)の似顔絵が使われる「MAKE9」のパッケージ

『UDON MAIN』店主の深田周平さんが開発した使い切りのアウトドアスパイス「MAKE9」(メイクナイン)についてもお話をお聞きしました。

「MAKE9」
京都産食材と世界のスパイスを配合した、いつものキャンプ飯が一瞬でワンランクアップする使い切りスパイス

「MAKE9」を単体で売っていこうと考えたのはお店をオープンしてからなのでしょうか。

お客さんを待っているだけの商売は難しいと考えていて、こちらから前に出ていきながらお店でも体験出来るスタンスを模索していました。

最初は4種をビンに詰めて売っていたのですが、使い切るには使い勝手が悪くて冷蔵庫に眠ってしまったりもしていました。試行錯誤して「MAKE9」が納得するカタチになるまで、お店のオープンから2年掛かりましたね。

木の戸棚の中に4個、戸棚の上の棚に10個スパイスが並べられています。丸いガラスの容器に入れられ、コルクの蓋がされています。
スパイスが並ぶディスプレイにも店主のこだわりが見られる

個人的にはパッケージがキャッチーで好きなのですが、デザインにマゼランなどを使った理由を教えてください。

今は『UDON MAIN』(ウドン メーン)という名前でお店をやっていますが、元々イベントの時には「スパイスアップ」という名前でやっていて、最初のデザインには初めて世界一周を果たしたフェルディナンド・マゼランを起用しました。新しい航海のルートを発掘し地球が丸いと証明したマゼランとスパイスのつながりがインスピレーションになっています。

フェルディナンド・マゼラン
1519年にスペイン王の命を受けて、スパイスの宝庫であるモロッカ諸島を目指して西方への大航海へと出ました。マゼラン自身は航海半ばに亡くなりましたが、部下が艦隊の指揮を引き継ぎ、1522年に史上初となる世界周航を達成しました。

アンダーカバーやNIGOさんが個人的には好きで、NIGOさんがオーナーをしているカレー屋のCURRY UP(カリーアップ)からの影響でスパイスアップの名前を付けました。

ですが、お店にした時になんのお店かがわからないのと、そのネーミングは大手メーカーの調味料でも使われていたので、千本ノック的に色々な名前を考えて出てきたのが『UDON MAIN』でした。結果としてはダジャレみたいになったのですが、わかりやすくて、デザインとしても落とし込みやすかったのはありますね。

ロゴも見ていただくと、ちゃんと麺(MAIN)になっていて、「A」の横棒の部分は、種が使われることの多いスパイスを表すようにしています。

ロゴのいわれは気になります。緻密な考えの中に思いも寄らないアイデアが出てくる場合もありますし、愛嬌があってキャッチーで覚えてもらいやすいのも大事ですよね。

そうですね。京都はうどん屋さんが多くて、そばよりもうどん屋さんが多いぐらいで、ある程度の名前は既に存在しているんですよね。

羨ましいと思うのが京都で一番流行っている山元麺蔵さんで、めっちゃキャッチーだと思っているんです。もう、やられたなと(笑)50年以上続いているお店で息子さんが継がれている行列店なんですよね。

UDON MAINの看板。木の板で出来ており、上にうどんを箸でつかんだ立体的なモチーフ、真ん中にUDON MAINの文字と下に自転車を改造したリヤカーが黒色で描かれています。
ロゴは麺(MAIN)をモチーフにしたオシャレなテイスト

今はなかなかお店に来てもらいにくい状況ですが、味を知る機会として日本全国や世界に届く可能性がありますよね。それがキッカケで知ってもらえる機会になりますよね。

お店に来てもらえた時に「スパイスをどういう使い方しているんだろう」というぐらいの感覚で思ってもらえるといいですね。お店の空間自体も京都が感じられる造りを意識しているので、京都に来た雰囲気を感じてもらって、京都の食材と世界のスパイスの組みあわせを体験してもらえたらなと思っていますね。京都に来る意味、この店に来る意味を感じてもらいたいですね。

京都で生まれ育ったルーツ

『UDON MAIN』を出店されるまでの経緯を教えてください。

中学生の時からフワッと「商売をしたい」と考えていました。

私自身は高等専門学校(5年制)に通っていて、その後、関西大学に編入をして文理統合(文系理系両方を学べる)の総合情報学部で、経営学やプログラミングなどを3年間学びました。

進学の時点で商売したいという想いがあって、手に職ではなく違う道を歩むことにしました。

大学で色々と学ぶ中で広告に興味を持って、就職活動はほとんど広告関係を受けていました。リーマンショック後でちょっとした氷河期だった2010年に大手の印刷会社に入社しました。

会社とは相性が良くて、面接2時間後に合格の連絡が来るスピード感でした(笑)

当時、就職説明会に参加するまで、その会社の存在は知らなかったのですが、面接の時に話していたのが、福井県にある若狭和田キャンプ場で15歳からやっていた海の家のアルバイトのことでした。

ローカルビジネスの中でできることがあるのでは、という想いを伝えていて、「君のやりたいことは10年我慢したらできるよ」と面接を担当した当時の部長さんに言われましたね。

実際には10年しないで辞めているんですけどね(笑)

小さい時から京都で生まれ育っていたので、京都で商売したいなという想いはありました。祖父や親戚が京都で飲食業をやっていたこともルーツになっているのかなと感じています。

和室で座って話す微笑んだ表情の店主。テーブルの上にはノートパソコンがあります。

カタチにすることの大切さを学んだサラリーマン時代

配属は大阪でした。京都に住みながらメインである大阪のお客さんのところに通っていました。関西で働くということは東京で働くのとは仕事の質が違うなと感じました。東京とは仕事の金額も一桁違うし、アナログで泥臭いような雰囲気も感じて全く別の会社じゃないかと思うイメージでした。

企画営業の仕事をしており、お客さんにチラシ、カタログ、販促物を提案していました。「空気以外全部扱う」と先輩から聞いていた通り、企画からモノの納品までを一貫して受けていて、営業窓口として年間のプロモーションを考えたり、デザインと企画の人間との橋渡しをして現場を動かして「チームとして動く」ことを学びましたね。

仕事の技術以外に得られたものはありましたか?

会社同士の付き合いではありますが、最終的には担当者レベル、人と人との個人の付き合いになるので、人として嫌われるのはNGだなと思っていました。

社会人1年目の時は結構な頻度で出禁になることがありました。もう、普通にありました(笑)
知識や経験もない中で、プロジェクトのコアな部分を任せてもらっていたのですが、お客さんから「1年目は外してくれ」と言われたこともありました。

経験値が少ないので、聞いてカタチにするまでのスピードも遅いし、先輩の力を借りながら乗り切っていたのですが、社会に出たことがない人間としてはとても勉強になりました。

和室で座って話す、遠い目をしている店主。テーブルの上にはノートパソコンがあります。

そうした縁もあって、いまだに一番最初の上司とは連絡をとっていますね。

在職時は性格が尖っていたこともあって、別の上司がお店に来てくれた時も「丸くなったね。笑っているところ初めてみたよ」と言われた時もありました(笑)

最初の何年かは「出来ることより、出来ないこと」の方が当然多いと思います。必死に頑張っている時とご自身で切り盛りされていて充実している今とでは、良い意味で表情の変化があったのではと思います。

まだまだ自分の中では出来ない部分が多いと感じていますが、組織に所属している時はチームとして動いている分、カタチに残さないといけないという想いが強かったです。その中で最大限の成果が出せるように考えていました。上司からも「現場とケンカしてこい」、「お前の想いは伝わっているのか」とよく言われて、メチャクチャ先輩たちともケンカしていたので嫌われていたかもしれません(笑)

与えられた状況の中でどうやって良くするかという意見をぶつけていたわけですね

UDON MAIN』のバックボーンにあるアウトドア愛にあふれたライフスタイル

キャンプがお好きなんですね。

好きです。そもそもアウトドアが好きですね。スノーボードも好きで、駐車場でお湯を沸かしてカップ麺や焼きそばを食べたり、サーフィン行ってコーヒー飲むとか好きですね。

本格的なキャンプは数回しか行ったことないのですが、写真家をしている知人と淡路にあるFBI淡路というキャンプ場に行ったり、結婚している友達が子供と一緒にキャンプ行く時に男同士で行ったりしています。

外で食べるのは美味しいし、コーヒーも美味しい。やっぱり、自分達だけでゆっくり過ごす空間が好きですね。彼女とも「キャンプ行こう」と話しているのですが、虫の問題もあって「デイキャンプからね」と言われてしまってます(笑)

ベージュのクーラーボックスの上に、黄色い手袋、やかん、ハンゴウ、MAKE9の箱、お店のポップが置かれています。
ディスプレイにもキャンプ好き一面が垣間見える

今後行ってみたいキャンプ場などはありますか?

ありますね。調べておきました(笑)

ふたつあって、ひとつは「GO OUT」のベースや「ゆるキャン△」でも取り上げられたふもとっぱら

富士山が見えて広いところは気持ち良さそうですよね。「ゆるキャン△」の聖地巡礼としても行ってみたいです。熟練キャンパーさんが音声アプリでキャンプのことを語っているのを聴くのも楽しいんですが、関西からでも行ける距離なので人気ですね。

薪を使って黒い鍋で料理をしている光景。緑の平地の奥に富士山が見えます。
雄大な大地の奥に、雪をかぶった富士山が見えます。
「ふもとっぱら」のコンセプトは「すべての人に 自然の中の生活を」。
富士山の大自然を眺めながら、他では味わえない特別な時間を過ごせる。

もうひとつは、奈良県の天川村にあるみのずみオートキャンプ場というところなのですが、横に流れている川がすごい綺麗で、エメラルドグリーンの天の川という名前もインスタ映えという視点でもSNSでも話題になっているみたいです。

ここは近いのもあるしオートキャンプ場でもあるので、マイカーのハイエースで行ってみたいと思っています。

緑の渓谷。切り立った岩には橋が架けられ、下には清流が流れています。
奈良県天川村には美しい山々と清流、渓谷など、大自然がひろがる。
緑と巨石が織りなす「みたらい渓谷」を流れる川沿いは絶好の散策スポット。

『UDON MAIN』と「MAKE9」の今後ついて

イベントで出してみるのも面白そうですよね。

京都のイベントにしか出展しないでおこうという考えもあって、京都の酒蔵であるキンシ正宗さんの蔵開きのイベントに出させてもらう機会があって、その縁があって酒粕のうどんができました。「松屋久兵衛」というブランドで切子の瓶も上品で、めっちゃ高級なお酒なんです。年に1回とか2回しか造られない純米大吟醸の酒粕を仕入れさせてもらっています。イベントに出るからにはご一緒するブランドのものを使って何か新しいことができないかと考えています。

大小の1本ずつと、小さい瓶用の金色の化粧箱が白いテーブルの上に置かれています。透明な瓶の下の部分には、切子細工がほどこされています。
切子細工のボトルの佇まいに威厳が感じられる

落ち着いたら「GO OUT」のイベントは機会があったら是非出展してみたいですし、フジロックとか京都大作戦とか大々的なフェスイベントに出てみたいという想いはありますね。

知ってもらう機会としてイベント出展は良いですよね。

お店に来るだけだと気が滅入ってしまうこともあるから、イベントなどで外に出てアピールすることは大事だと思っていますね。

さいごに「MAKE9」のオススメの使い方を教えてください。

「MAKE9」は全部自家製で、ハーブミックスも梅から作っています。個人的には「おばあちゃんの梅干し」のような辛い梅干しが好きでなので、塩分濃度が高くなりがちなところは意識した上で、辛過ぎず酸っぱくて美味しいというのをベースにして、スーパーフードなども入っています。

梅干し自体が癌予防になるとも言われていたり、色々な効能がありますね。使っていただく時は、キュウリと混ぜたり簡単に試して好きなように使ってほしいですね。自分が合うだろうなというものでやってみるのもアリだと思っています。

もちろん、ズボラ飯でカップ麺に柚子胡椒を入れてもらうだけでも良いと思っています。柚子胡椒はパスタとも相性が良かったので、まかないでよく作っています。

お肉や魚介と試してみるのもアリだと思います。

ぜひ使ってみたいオリジナルスパイス「MAKE9」のラインナップをご紹介!

店主の深田周平さんが開発した使い切りのスパイス、いつものキャンプ飯が一瞬でワンランクアップする京都産食材と世界のスパイスを配合した「MAKE9」のラインナップをご紹介!

「UDON MAIN」InstagramFacebookでも「MAKE9」を使ったレシピ情報など随時更新中

ゆず胡椒
オリジナルスパイスMAKE9のゆず胡椒。グレーの商品の箱、銀色の小袋、白い小皿に盛られたゆず胡椒が、木のテーブルの上に置かれています。

京都・水尾のゆずや京野菜の万願寺とうがらしを合わせてまろやかに仕上げた日本定番のスパイス。爽やかな柑橘と、刺激的な青唐辛子が出会いました。スープに入れるだけ、鶏肉ステーキに添えるだけ、〆にタコと塩昆布と一緒に柚子胡椒を入れて炊き込みご飯としても。ゆずの鮮烈な香りがアウトドア飯に気品を漂わせます。

【内容量】18g
【原材料】青唐辛子、万願寺唐辛子、ゆず皮、塩

ピリ辛ニンニク
オリジナルスパイスMAKE9のピリ辛ニンニク。グレーの商品の箱、銀色の小袋、白い小皿に盛られたピリ辛ニンニクが、木のテーブルの上に置かれています。

京都産のにんにくもブレンドし、しっかり辛くてパンチの効いたいわゆる食べるラー油。何度も改良を重ね、10種類以上のスパイスやハーブ、旨味を取り込んだ。焼いたお肉の上にのせるだけ、チャーハンや枝豆にささっと入れるだけ、なんちゃってアヒージョでお酒のアテにも。その圧倒的存在感で食欲をそそります。

【内容量】25g
【原材料】ごま油、油、にんにく、オニオン、生姜、ねぎ、カイエンペッパー、パプリカ、醤油、ブラックペッパー、ごま、乾燥しいたけ、乾燥エビ、シナモン、一味唐辛子、花椒、スターアニス、カルダモン、砂糖、山椒(一部に大豆・ごまを含む)

ハーブMIX梅
オリジナルスパイスMAKE9のゆハーブMIX梅。グレーの商品の箱、銀色の小袋、白い小皿に盛られたハーブMIX梅が、木のテーブルの上に置かれています。

京都・大原の紫蘇でつけた自家製梅干しがハーブで引き立つ他では味わえないスパイスMIX。数種類のスパイスやハーブ、スーパーフードを独自配合しているので、酸味と共に広がる香りがクセになる味。野菜にディップして、いつもと違う野菜スティックに。程よい酸味が引き立つ葱塩ハーブMIX梅焼きそばとしてアレンジするのもオススメです。

【内容量】25g
【原材料】梅干し、ヘンプシードナッツ、塩、タイム、ホワイトチアシード、スマック、ごま、マジョラム(一部にごまを含む)

パクチー味噌
オリジナルスパイスMAKE9のパクチー味噌。グレーの商品の箱、銀色の小袋、白い小皿に盛られたパクチー味噌が、木のテーブルの上に置かれています。

190年以上続く京都の老舗味噌屋の深い味わいとエスニックの香りが融合したオリジナルお味噌。幸福のスパイスと言われるコリアンダー、”スパイスらしいスパイス”の代表格として愛されるクミンの最強タッグ。刻んだ葱と和えて焼いたお揚げと一緒にしたり、季節の野菜と一緒に炒めてチーズをかけたり。 燠火でじっくり、おにぎりにさっと塗って炙ったり。アジアンな風味とコクが楽しめます。

【内容量】30g 【原材料】味噌、ナッツ、砂糖、コリアンダー、クミン、花椒、ライム、酒(一部に大豆・ピーナッツを含む)

京都の風情を感じるお店の庭の縁側に座って話す満面の笑みの店主。

『UDON MAIN』店舗情報

住所:
〒605-0088
京都府京都市東山区西之町201-1

アクセス:
京阪本線・鴨東線「三条駅」2番出口より徒歩2分
京阪本線「祇園四条駅」9番出口より徒歩3分

営業時間:
【平日・土曜日・祝日】10:30 ~ 15:30(L.O.15:00) / 17:00 ~ 22:00(L.O.21:30)
【日曜日】      10:30 ~ 15:30(L.O.15:00) / 17:00 ~ 20:00(L.O.19:30)

定休日:
火曜日(祝日の場合翌日休)、不定休

UDON MAIN公式サイトはこちら

京都「新門前通」で歴史と新感覚の『UDON MAIN』を味わう

「新門前通」は京都観光の中心地で、日本の歴史と風情ある美しい街並みを感じられるところです。

芸妓や舞妓に出会うかもしれない「花見小路通」や、春には桜が美しい「木屋町通」、また「先斗町」では、おしゃれな食事やお土産が楽しめるほか、四季の京都を体感できる「円山公園」や多くの神社仏閣では、京都の歴史と文化に触れることもできます。

さらに京都の中心地ということで、ご当地グルメも沢山あり、なかでも今回ご紹介したうどん専門店『UDON MAIN』は、京都ならではの伝統的スタイルも残しつつオリジナル配合のスパイスを用いた新感覚の味を楽しむことができます。

「新門前通」は京都観光に来たなら必ず立ち寄りたいところです。ぜひ素敵な思い出として、訪れてみてはいかがでしょうか。

執筆:Sakai

2件のコメント

風情があって、綺麗な所ですね。いつかゆっくり散歩してみたいと思いました。スパイスとうどんの組み合わせも気になります。

編集部TAROです。スパイスうどんは絶品でした!個人的にスパイス好きなんですが、新しいうどんとしてのポテンシャルの高さと、京都で展開しているスタイルにもしびれます。UDON MAINさん近辺は「The京都の観光」にもいいですし、ゆったり京散歩にもぴったりです。新門前通は素敵な場所なのでふらっと京都に寄ったさいにもぜひ!

svg_girl へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT US
Guidoor Media 編集部
Guidoor Media編集部は、日本の文化や観光に特化したWebメディアです。日本の文化や歴史、観光地情報、アート、ファッション、食、エンターテインメントなど、幅広いトピックを扱っています。 私たちの使命は、多様な読者に向けて、分かりやすく、楽しく、日本の魅力を発信し、多くの人々に楽しんでいただくことを目指しています。 私たち編集部は、海外在住のライターや、さまざまなバックグラウンドを持つクリエイターが集結しています。専門知識と熱意を持って、世界中の人々に日本の魅力を伝えるために日々努めています。