10月に聞きたい&歌いたい日本の名曲

ジャックオランタンと魔女の帽子、紅葉のオーナメントの写真

この記事では前回【9月】に引き続き、秋の曲や、10月の記念日に沿った日本の名曲をジャンル幅広くご紹介します。

そして、実は10月1日は「国際音楽の日」に定められてます。
世界の人々との兄弟愛を持ち、さまざまな音楽表現を通して音楽のすばらしさを認識しようという理念に基づいています。

せっかくですから、この芸術の秋に音楽を楽しみましょう。

10月11日は「リンゴの唄」の日!林檎にちなんだ名曲

1945年(昭和20年)、並木路子の「リンゴの唄」を挿入歌とする映画『そよかぜ』が公開されたことに由来する記念日です。戦後初めて制作・公開された映画だったため、本曲は戦後を象徴する楽曲とされています。

ここでは曲名に「りんご」が入っていたり、「りんご」に関係する楽曲を紹介します。

♪「りんごのひとりごと」(童謡)

武内俊子作詞、河村光陽作曲で、1940年2月河村の娘・順子の歌でレコード化された童謡です。
歌詞は、出荷されて店頭に並ぶ様子をリンゴ自身の視点で描かれています。

また、この動画はNHK Eテレ「おばけの学校たんけんだん」のキャラクターデザインや地方PR動画などを手掛ける動画クリエイター「東京ハイジ」によるものです。

♪「菜の花畑のニーノ」~神奈川県二宮町

♪「五戸のおんこちゃん」~青森県五戸町

♪「雲は白リンゴは赤」-aiko

作詞作曲も手掛けたaikoは、「雲は白」「リンゴは赤」といった、当たり前のことのように「あなたが好きである」という気持ちの表現したと語っています。

♪「りんごのうた」-椎名林檎

NHK『みんなのうた』で2003年(平成15年)10月から11月にかけて放送された本曲。「子供に聴いてほしい」という椎名林檎の意向で、歌詞がすべてで平仮名で表記されています。

今年で最後!?「体育の日」に聞きたい応援ソング

10月第2月曜日は、国民の祝日「体育の日」です。1964年(昭和39年)の東京オリンピックの開会式が行われた日に由来します。

今年2019年は10月9日(月)ですが、なんと「体育の日」の名前が使われるのは今年で最後になります。
来年2020年からは、新たな東京オリンピックをふまえて「スポーツの日」に改変されます。

ちなみに<来年に限り>、海の日・スポーツの日・土日の4連休となる7月24日に移動します。

最後の体育の日を更に楽しめる、元気が出る応援ソングたちをご紹介します。

♪「ECHO」-Little Glee Monster

今年の9月20日より開催されたラグビーワールドカップ。そのNHKテーマソングになります。凛々しくかっこい楽曲で、背中を押されます。

♪「宿命」-Official髭男dism

2019年の「ABC夏の高校野球」および「熱闘甲子園」のテーマソングです。高校球児たち一人ひとりの夢と青春に寄り添う、華やかでダイナミックな楽曲です。

♪「Hero」-安室奈美恵

NHKのリオオリンピック・パラリンピックの放送テーマソングとして起用された楽曲です。
キャッチコピーは、「誰にでもいる “自分だけのヒーロー”、いつかは自分も “誰かのヒーロー” になれるようにと、明日への希望や勇気を与える」。国民的な応援ソングとして制作されました。

♪「東京VICTORY」-サザンオールスターズ

TBS系列の「2014 アジア大会&世界バレー」「2018 アジア大会&世界バレー」、スポーツ情報番組『東京VICTORY』のテーマソングに起用されました。
アップテンポな音楽と高揚感のある歌詞は2020年東京オリンピックを意識されているそう。

♪「タマシイレボリューション」-Superfly

NHKの2010年(平成22年)度サッカーテーマソング。ワールドカップでの日本対カメルーン戦での日本勝利の後、ファンからのリクエストが殺到して予定前倒しでフルサイズを配信。各主要PC配信サイトで軒並みチャート1位を獲得しました。

選手を後押しする、力強い楽曲です。

♪「うたエール」-ゆず

平昌オリンピック開幕当日にリリースされた応援歌。日本と世界、さまざまな人たちの背中を優しく押してくれます。ゆずの応援歌といえば「栄光の架橋」も有名ですね。

♪「キセキ」-GReeeeN

高校野球を題材としたテレビドラマ『ROOKIES』の主題歌。 歌詞はラブソング調で、希望をもって前に進みたくなる優しい応援歌です。

10月14日は「鉄道の日」!題名に「トレイン」が入る名曲は?

1872年(明治5年)のこの日、日本初の鉄道が開業しました。
ちなみに、新橋~横浜を結んだものだったそうです。

ここでは鉄道、トレインに関係する楽曲をご紹介します。

♪「Choo Choo TRAIN」-EXILE

EXILEのリーダー・HIROがかつて在籍していたZOOのカバー曲。ダンスも特徴的で覚えている方も多いはず。

タイトルにある「Choo Choo」とは、英語で蒸気機関車の音を表現する擬音語であり、蒸気機関車そのものを指す幼児語でもあります。日本語で直訳すると「汽車ぽっぽ」が近いでしょうか。

♪「ブルートレイン」-ASIAN KUNG-FU GENERATION

「リライト」に次ぐアジカンのヒット曲である本作。抽象的な歌詞でありながら強い意志を感じる楽曲です。

10月31日はハロウィン!日本の隠れたHWの名曲たち

何かと話題の新しいイベント、ハロウィン。
もともとは古代ケルト(アイルランド等)の大晦日に由来する行事です。

日本では1990年代後半よりテーマパーク内でハロウィンパレードをするようになりました。徐々に全国各地でハロウィンイベントが開催されるようになり、2010年代半ば以降はSNSによる拡散で市場規模が大幅に拡大しました。

ハロウィンの曲というとまだまだ洋楽の印象が強いですが、日本人アーティストによる隠れた名曲も存在します。その一部をご紹介します。

♪「VAMPIRE’S LOVE」-VAMPS

2014年(平成26年)10月31日に日本で初公開した洋画「ドラキュラZERO」の日本版イメージソング。切ない雰囲気が、秋の夜長にもぴったりです。

♪「HALLOWEEN PARTY -feat. HYDEs-」-HYDE

ここでもう一曲HYDE(L’Arc~en~Ciel、VAMPS)によるハロウィンソングを。
こちらはHYDEを中心に、yasu(Acid Black Cherry)やDAIGO(BREAKERZ)、土屋アンナらを迎えて期間限定結成したロックバンド「HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA」の楽曲「HALLOWEEN PARTY」を、HYDEひとりで歌い直したものです。

不気味なのに楽しそう、そんな雰囲気が魅力の楽曲です。

♪「Welcome To The Halloween Town」-HSMS feat. TERU

本作は、GLAYのハロウィンをテーマとしたイベント『GLAY LiB CAFE HAPPY HALLOWEEN 2016』の開催を記念してTERU(Vo.)によって書き下ろされました。
HISASHI(Gt.)とDJ Mass MAD Izmのユニット「HSMS」によってアレンジされています。

また、本作はCDではなく、USBメモリーと音楽配信サイトのみで販売されるという変わったリリース方法を取りました。

♪「WONDER Volt」-木村カエラ

ティム・バートン監督の映画「フランケンウィニー」にインスパイアされて木村カエラ自身が書き下ろした楽曲です。PVはモノクロで、カエラがマッドサイエンティストに扮したシュールな内容になっています。

♪「The Magic of Halloween」-土屋アンナ

2014年のミニアルバム「LUCIFER」に収録された新曲です。土屋アンナソロデビュー10周年目に向けた作品のひとつでした。

♪「Crazy Party Night ~ぱんぷきんの逆襲~」-きゃりーぱみゅぱみゅ

ハロウィンような奇抜な衣装が印象深いきゃりーぱみゅぱみゅ。彼女のイメージにぴったりな楽曲ですね。

日本のハロウィンが、テーマパークのパレードから発展したことから、本曲のように可愛らしさが前面に出た作品こそが「本来の日本のハロウィン」の姿に近いのかもしれません。

気分の上がる曲が盛りだくさん!

ジャックオランタンとかごに入ったかぼちゃ、ヒマワリで飾りつけられている

今回は「芸術の秋」に、誰もが知る有名曲と隠れた名曲、どちらも楽しめる選曲にいたしました。
お気に入りの曲でイベントや、何気ない秋の夜長も楽しんじゃいましょう!

執筆:Yo-Ohtaki

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