【天王洲】飯川雄大「デコレータークラブ: 重いバッグの中身」|KOTARO NUKAGA初個展を2拠点で開催

飯川雄大《Documentation of Decorator Crab: Make Space, Use Space (in transit)》 2025年 From Artemin Gallery, Taipei to Neiwei Arts Center, Kaohsiung Courtesy of the artist

KOTARO NUKAGA(天王洲)では、2026年4月4日から5月23日まで、飯川雄大による個展「デコレータークラブ: 重いバッグの中身」を開催します。会場はKOTARO NUKAGA(天王洲)とKOTARO NUKAGA Threeの2拠点で、KOTARO NUKAGAでの初個展となります。

飯川雄大《デコレータークラブ―衝動とその周辺にあるもの》《君に情報は必要ない!》
撮影:阪中隆文
写真提供:水戸芸術館現代美術センター

観客の関わりによって立ち上がる、大規模インスタレーション

飯川雄大《デコレータークラブ― 配置・調整・周遊》2020年
「ヨコハマトリエンナーレ 2020」(PLOT48)での展示風景
Photo: Takehiro Iikawa, courtesy of the artist

飯川雄大は、知覚の不確かさや日常の小さな違和感を、多様なアプローチで視覚化してきたアーティストです。2007年から継続する〈デコレータークラブ〉シリーズをはじめ、公共空間や展示の仕組みに目を向けながら、観客の身体感覚や想像力、場の偶発性によって変容する作品を手がけてきました。

本展では、観客の関わりをきっかけに思いがけない風景が立ち上がる、大規模なインスタレーションを発表します。

天王洲・Threeの2拠点で異なるアプローチを見せる

飯川雄大《レフリーストップ#1》《レフリーストップ#2》
撮影:阪中隆文
写真提供:水戸芸術館現代美術センター

本展は、KOTARO NUKAGA(天王洲)とKOTARO NUKAGA Threeの2会場で構成されます。天王洲では、鑑賞者によって空間や物の在り方が変わっていくインスタレーションを公開します。一方Threeでは、平面作品《レフリーストップ》シリーズに加え、水戸芸術館で開催中の個展に関わるプランドローイングや、《デコレータークラブ―ピンクの猫の小林さん》のペインティングなどが並びます。

2つの会場を行き来することで、飯川の作品世界をより多角的にたどれる構成です。

飯川雄大 プランドローイング
撮影:阪中隆文
写真提供:水戸芸術館現代美術センター

4会場をつなぐ連携企画《デコレータークラブ―新しい観客》

飯川雄大《デコレータークラブ—新しい観客》2022年
Collaboration between the group exhibition Range of the Senses: What It Means to “Experience” Today (The National Museum of Art, Osaka) and the solo exhibition Decorator Crab – Make Space, Use Space (Hyogo Prefectural Museum of Art).
Photo: © Takehiro Iikawa, courtesy of the artist

会期中は、水戸芸術館現代美術ギャラリー、Art Center NEW、gallery αMと連動した企画《デコレータークラブ―新しい観客》も行われます。展示室に置かれた作品《ベリーヘビーバッグ》を鑑賞者自身が別会場へ運ぶプロジェクトで、展示空間の内と外、「見る/見られる」の関係、日常と非日常の境界を横断する試みです。

複数の会場を作品がつなぐことで、鑑賞の場そのものを広げていく構想も、本展の大きな特徴のひとつです。

同時期に開催される飯川雄大個展

水戸芸術館現代美術ギャラリー(茨城)「飯川雄大 大事なことは何かを見つけたとき」
https://www.arttowermito.or.jp/gallery/lineup/article_5360.html
▪️2026年2月28日(土)– 5月6日(水・振)

Art Center NEW(横浜)「横浜、猫、卓球台」
https://artcenter-new.jp/
2026年2月28日〜5月23日

gallery αM(東京)立ち止まり振り返る、そして前を向く | vol.5
「飯川雄大|デコレータークラブ:すべて違う姿」
https://gallery-alpham.com/exhibition/project_2025-2026/vol5/


2024年に飯川と二人展を開催した美術家の大岩雄典が本展に寄せたテキストも下記に掲載されている。鑑賞前後にぜひチェックしてみてほしい。

KOTARO NUKAGA
https://kotaronukaga.com/exhibition/takehiro_iikawa_solo_exhibition/

初日にはオープニング・トークを実施

会期初日の4月4日17:00から18:00には、オープニング・トーク「壁のてまえに」が予定されています。出演は飯川雄大と、アーツ前橋館長の出原均です。開場は16:30で、会場はKOTARO NUKAGA(天王洲)です。

飯川雄大について

飯川雄大は1981年兵庫県生まれ。現在は神戸を拠点に活動し、観客の能動的な関与によって空間や物の在り方を変化させる作品を手がけてきました。代表作に《0人もしくは1人以上の観客に向けて》《配置・調整・周遊》があり、近年は霧島アートの森での個展「未来のための定規と縄」や、彫刻の森美術館での個展「同時に起きる、もしくは遅れて気づく」などを開催しています。

基本情報

デコレータークラブ: 重いバッグの中身

会期
2026年4月4日〜5月23日

会場
KOTARO NUKAGA(天王洲):東京都品川区東品川1-32-8 TERRADA Art Complex II 1F
KOTARO NUKAGA Three:東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex I 3F

開廊時間
11:30〜18:00(火〜土)

休廊日
日曜・月曜・祝日
GW休廊:4月26日〜5月6日

オープニング・トーク
「壁のてまえに」
2026年4月4日 17:00〜18:00(開場16:30)
出演:飯川雄大、出原均

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