新宿【思い出横丁】の魅力に迫る!訪日外国人にも大人気!

飲食店が連なる「新宿思い出横丁」

東京の副都心・新宿に位置する新宿駅は「JR東日本」「京王電鉄」「小田急電鉄」「東京メトロ」「都営地下鉄」の5社が乗り入れ、一日の平均乗降客数がギネスの世界記録に認定されるほど昼夜を問わず人の流れが絶えない巨大ターミナル駅です。

何本もの路線と数多くの通路・改札口を擁する新宿駅は、乗り換えの難解さから初めて訪れた海外からの観光客は必ず一度は迷うとも言われています。(笑)

駅周辺には超高層ビル群や日本最大の繁華街・歓楽街が広がり、訪日外国人にも人気の観光地の一つです。

(※最終更新日2023/10/04)

東京都新宿区の隠れたグルメスポット

新宿西口にあるレトロな「新宿思い出横丁」の看板。

「新宿」と聞いてどのようなイメージをお持ちでしょうか?

メディアなどで取り上げられることが多いため、歌舞伎町やLGBTのメッカとしても有名な新宿二丁目が真っ先に頭に浮かぶかもしれません。

多くの人が行き交う雨の新宿の様子。

しかし、今回筆者がお勧めしたいのはそのような歓楽街とは一線を画すエリア、昭和の香りを色濃く残すディープスポット「思い出横丁」です。

思い出横丁とは?レトロな雰囲気漂う食文化の宝庫

「新宿思い出横丁」入り口の様子。

「思い出横丁」とは新宿西口を出てすぐの場所にある新宿西口商店街の別名で、他にも「やきとり横丁」や俗称「ションベン横丁」としても知られています。

1946年頃にできた闇市にルーツを持ち、戦後の復興とともにかつては300軒ほどの店舗が立ち並んでいました。

現在ではやきとり、もつ煮込み、刺身などさまざまな一品を取り扱う小規模店舗が軒を連ねる飲み屋街として人気を集めています。

新宿駅を出て徒歩3分ほどの場所にあるためアクセスが良く、仕事帰りのサラリーマンや遊んだ帰りに飲んでいくにはもってこいの場所です。

「新宿思い出横丁」の提灯などが並ぶノスタルジックな通りの様子。

中に入るとほとんどのお店が個人経営の居酒屋であるため雰囲気もよく昭和を感じさせるレトロな空間が広がっています。

周りはビルに囲まれ都会的な空間であるのに対し、思い出横丁が強烈なレトロな空間を生み出しているため、始めて訪れた際には別世界に迷い込んだような感覚すら覚えるでしょう。

思い出横丁へのアクセス

公式WEB:新宿西口思い出横丁公式サイト
場所  :
東京都新宿区西新宿1丁目2
最寄り駅:新宿駅
(JR、東京メトロ丸ノ内線、都営地下鉄新宿線、都営地下鉄大江戸線、京王線、小田急線)

JR新宿駅西口を右に出て徒歩約5分。ユニクロ新宿西口店がすぐ隣にあるので見つけやすいです。

思い出横丁をオススメする5つのポイント

(左上・左下)「新宿思い出横丁」のノスタルジックな通りの様子。
(右上・右下)「新宿思い出横丁」内にあるお店のカウンター席の様子。
  1. 新宿駅は多くの路線が乗り入れるターミナル駅であり駅からも近いためアクセスが良い
  2. たくさんの居酒屋が一か所にまとまっていて値段もお手頃なので飲み比べてはしご酒ができる
  3. 昭和レトロな空間でお腹も心も満たせる
  4. とにかくご飯がおいしい
  5. 外国人観光客が多く訪れる観光地化しているのでシャイな方でもお酒の力を借りて気軽に国際交流できる
「新宿思い出横丁」を楽しむ訪日外国人旅行客で賑わう店内の様子。

この中で特に筆者がオススメしたいのは、5つ目の気軽に国際交流できるという点です。

日本を訪れる外国人観光客の数は年々増加傾向にあり、海外の方と関わりをもつことの大事さを感じている方も多くいるのではないでしょうか。

話しかけてみたいけれど英語に自信がない・・・と思っている方もご安心ください!

思い出横丁なら客席の距離感が近いので隣の人に気軽に話しかけることができ、一緒にお酒を飲みながら海外の方とも自然にコミュニケーションを取れちゃうんです。

実際に筆者が新宿思い出横丁を訪れた際にもサラリーマン風のグループと外国人の方が一緒に楽しく飲んでいる場面を何度も見かけました。

思い出横丁は昭和の香りを色濃く残す古き良き日本の原風景と国際色豊かな雰囲気が絶妙なバランスで混ざり合う魅力的な場所なのです。

おすすめの思い出横丁の名店トップ3:絶品料理を堪能しよう

(左)「新宿思い出横丁」の名店「カブトうなぎ串の風情漂う店構え。
(中央)「新宿思い出横丁」の名店「但馬屋珈琲店 本店」外観。
(右)「新宿思い出横丁」の名店「かめや 新宿店」のレトロな外観。

第1位 【カブト】うなぎ串

「カブト うなぎ串」の歴史を感じる店構え。

こちらのお店は思い出横丁で人気の居酒屋の一つで、鰻の串焼きがオススメです。

鰻といえば蒲焼が一般的だと思うのですが、カブトではいろいろな部位(えりと呼ばれる頭の部分、せびれ・はらびれ・しっぽを集めた部分、肝、レバー、ひとくちサイズの蒲焼)を焼き鳥のように串に刺して提供しています。

筆者は鰻の串焼きというものをこちらのお店で初めて食べたのですが、紀州備長炭でじっくりと焼き上げられているのでとても香ばしく、鰻の新たな味わい方を知りました。

「カブト うなぎ串」外観。

住所  :東京都新宿区西新宿1-2-11
電話番号:03-3342-7671
営業時間:月曜~土曜 13:00~20:00
定休日 :日曜、祝日
平均予算:2500円前後

第2位 【但馬屋珈琲店 本店】喫茶店

「但馬屋珈琲店 本店」のレトロな外観。

思い出横丁の一角にあるこちらの但馬屋珈琲店では厳選された豆から自家焙煎された香り高い珈琲を味わうことができます。

世界各地から厳選された豆を挽いて提供して下さるので香りも味も深みがあり、ここでしか飲めない逸品となっています!

「但馬屋珈琲店 本店」の店頭にディスプレイされているメニューのサンプル。珈琲やトーストが並んでいる。

また、外観が昭和の時代を思わせるノスタルジックな雰囲気で統一されており、思い出横丁のイメージと合わせて独特な空気感を放っています。

特選オリジナルブレンドや紅茶やケーキなど、メニューも豊富に取り揃えられていますので、ここでしか味わえない一杯を求めてぜひ足を運んでみてください。

「但馬屋珈琲 本店」の店先に展示されている笊の上の珈琲豆の様子。

お店の入り口に店内で提供されている珈琲の豆がディスプレイされているのもとてもおしゃれですね!

住所  :東京都新宿区西新宿1-2-6
電話番号:03-3342-0881
営業時間:平日 10:00~23:00(L.O. 22:30)
定休日 :元旦

第3位 【かめや 新宿店】そば

「かめや 新宿店」のレトロな雰囲気漂う外観。

こちらは「かめや」という名の新宿のオアシス。

都会の雑踏に疲れ果てた体に水を注いでくれるお蕎麦屋さんです!

思い出横丁の入り口から入っていくとちょうど中ごろあたりの曲がり角に店を構えていて、常にお客さんで溢れている大人気店です。

味が美味しいのはもちろんのこと安くて早いのも大きな魅力で、注文してから5分もあれば商品が出てくるので腹ペコの体にすぐにエネルギーを注入できるのが嬉しいですよね。

「かめや 新宿店」の美味しそうな蕎麦の様子。

値段も非常にリーズナブルで「かけそば」はなんと250円!

ちなみに、筆者のオススメは天ぷらと半熟卵がついた「天たま蕎麦」で430円です。

天ぷらと半熟卵がついていてこの値段は破格と言えるのではないでしょうか!

「かめや 新宿店」の英語表記メニュー表。

かめや」は外国人向けに英語・中国語・韓国語で表記されたメニューも用意されていますので、海外から訪れる方も安心してオーダーすることができます。

住所  :東京都新宿区西新宿1-2-10
営業時間:24時間営業
電話番号:03-3344-3820
定休日:毎週日曜日

 思い出横丁を一度は訪れよう

思い出横丁は、昔懐かしいレトロな雰囲気の中で国際交流を楽しむことができる魅力的なスポットです。

訪日外国人にも大変人気であり、手頃な価格で最高の食事を楽しむことができます。

思い出横丁を訪れると、日本の文化とグルメの魅力を存分に体験できます。レトロな雰囲気に包まれながら、新たな思い出を作ることができるでしょう。

ぜひ一度、思い出横丁の扉を開けて、心躍る食の旅に出かけてみてください。

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