世界に誇れるジャパンクオリティ。
旅の思い出に、お土産として持ち帰るもよし。
日本の伝統的な技術をその場で体験するもよし。
匠の技術が結集されたとっておきのジャパンクオリティをご紹介します。
Contents
1.岡山県倉敷市児島 「ジーンズ」
参照:倉敷市観光課
言わずと知れた国産ジーンズ発祥の地、岡山県倉敷市児島地区。
米作に不向きだった土地の弱点を生かし、綿花の栽培に着手したことでジーンズが生まれた町です。
岡山ジーンズは、CHANELやGUCCIなど高級ブランドや話題のヨーロッパブランドDENHAMのジーンズ製品にも採用されていて、ジーンズ愛好家を魅了しています。
参照:倉敷市観光課
そんな岡山ジーンズづくりの職人技を体験できるのが、日本初ジーンズの博物館「ベティスミス・ジーンズ ミュージアム」。
縫製工程までできたジーンズを購入し、好きなパーツを自分で選び、世界に1本だけのジーンズを手に入れられる注目スポットです。
住所:岡山県倉敷市児島下の町5丁目2番70号
TEL:086-473-4460
営業時間 :9:30〜17:00
休館日:年末年始
※見学は無料(体験ジーンズ税別¥7000〜)
2.香川県東かがわ市 「手袋」
うどんだけでなく、手袋の生産量日本一で有名な香川県。
伝統技術で革選びから裁断、そして縫製から仕上げまで丁寧に行われ、国内外でも人気の香川県の手袋。
駆け落ちした若者二人が生計を立てるために考えたアイデアが、県の一大産業となったというとてもロマンチックなサクセスストーリーを秘めています。
「東かがわ手袋ギャラリー」では、かつて手袋工場として使用していた場所に、当時の様子がわかるミシンなどが並べられ、手袋がアートとして展示されています。
歴史に思いを馳せながら、自分にぴったりの手袋をお土産として探してみるのも楽しいですね。
3.長野県飯田市 「水引」
日本の冠婚葬祭の場面で欠かすことのできない「水引」の存在。
長野県飯田市は和紙作りから始まり、地名の由来が「結いの田」=「飯田」でもあることから水引と縁が深く、全国一位の生産量を誇っています。
1998年の冬季長野オリンピック・長野パラリンピックでは、選手に贈られる記念品や入賞者に授与される月桂冠にも水引が採用されました。
そんな水引を一から作ることが出来る施設が「水ひき工芸館せきじま」です。
事前予約を行うと水引体験教室で箸置きやしおりなどかわいらしい水引の小物を作ることができます。
水引が持つそれぞれの意味を考えながら匠の技を体験し、ぜひ日本の文化を体感してみてください。
水ひき工芸館せきじまは残念ながら閉店しました。
住所:長野県飯田市中村1138-2
TEL:0265-25-4511
営業時間:8:30~17:30
4.三重県伊勢志摩 「真珠」
ジュエリー業界で知らない人はいない「MIKIMOTO(ミキモト)」の創業者で三重県伊勢志摩出身の御木本幸吉。
彼が長年の苦労と努力で生み出したのが日本初の養殖真珠です。
数ある困難を乗り越え、海外からも大きな注目を浴び「世界中の女性を真珠で飾りたい」という信念を生涯貫き通した幸吉。
その歴史がぎゅっと詰まった三重県伊勢志摩で、自分へのご褒美にとっておきの真珠を選んでみませんか。
ミキモト真珠島は、海女さんの実演や幸吉が残した貴重な養殖の足跡を辿れるジュエリー好き必見のスポットです。
5.広島県安芸郡熊野町 「熊野筆」
筆の原材料になるものが一切存在しなかったにもかかわらず、地元の産業を活性化させたいと江戸時代から筆づくりを始めた熊野町。
なでしこジャパンが国民栄誉賞を受賞した際の副賞やアメリカ大統領一家来日の際の贈り物。
ハリウッドやパリコレのヘアメイクも愛用するほど、今では世界的なブランドとしてその名を馳せています。
この熊野筆を自分の手で作ってみることができるのが「筆の里工房」です。
巧みな職人技を自分の手で確かめ、世界が驚く熊野筆の素晴らしさを体感してみてください。
住所:広島県安芸郡熊野町中溝5-17-1
TEL:082-855-3010
開館時間:10:00〜17:00 (入館は16:30まで)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始 ※臨時休館あり
入館料:大人800円(600円)・小中高生250円(200円)・未就学児無料
※カッコ内は20名以上の団体料金
※毎年5月5日は小中学生の入館無料
6.岩手県遠野市 「ホップ」
日本では珍しいホップづくりに適した気候で、希少価値のある国産ホップをつくり続けている岩手県遠野市。
日本で売っているほとんどのビールは欧州や北米のホップでつくられているため、ホップまで国産のビールは今までにない香りを楽しめます。
ビール離れが進む現代でも様々なアイデアを出し合い、国産の美味しいビールを全国に広めようとしている遠野市の人々の作ったビールを飲みに行きませんか?
クラフトビールを愛する人たちが2018年にオープンしたビアレストランのおしゃれな雰囲気の中で遠野ホップを思う存分味わってみてください。
7.岐阜県加納地区 「和傘」
洋傘の台頭により日常では使われる機会が減ったものの、カラフルで繊細な造りが「フォトジェニック」だと話題を呼んでいる和傘。
美濃和紙の産地や竹が採れる場所が近かったことから目覚ましい発展を遂げ今も尚、伝統を守り続けている岐阜県加納地区。
はるか昔から、加納の和傘は他の地区の和傘と一線を画してきました。
伝統的な和傘作りを体験し、匠の技術を間近で見られる2018年にオープンしたばかりの「長良川てしごと町家CASA」。
ぜひ、岐阜和傘の魅力を再認識してみてください。
住所:岐阜市湊町29
TEL:090-8335-9759(和傘CASA)
営業時間:11:00~18:00
定休日:火曜・水曜 定休
8. 新潟県燕市 「カトラリー」
栄誉あるノーベル賞授賞式後の晩餐会でも使われている新潟県燕市のカトラリー。
古くから金属加工技術に定評のある燕市だからこそ、つくり上げられた繊細で個性的なカトラリー。
手に馴染む感覚は、一度使えばすぐにわかります。
燕の技術を体験しオリジナルのスプーンやタンブラーをつくってみたい人におすすめなのが「燕市産業史料館」です。
金属加工の難しさや奥深さを肌で感じることで、燕のカトラリーの魅力をより実感できるのではないでしょうか。
住所:新潟県燕市大曲4330-1
TEL:0256-63-7666
入館料:大人400円、小・中学生、高校生100円
開館時間:午前9時~午後4時30分
休館日:月曜日(祝休日の場合は翌日)、祝日の翌日、年末年始
9.福井県鯖江市 「眼鏡」
世界三大眼鏡の生産地の一つとして知られる福井県鯖江市。
「職人技が光る優れた耐久性」「細かい部分までこだわったデザイン」「高品質ながら求めやすい価格」の三拍子で国内外から人気を得ています。
鯖江の眼鏡をかけると他の眼鏡が心地悪く感じるくらい、軽くフィット感のある眼鏡を1本は手に入れてみたいものです。
さらにこだわりたい人は、「めがねミュージアム」で一から眼鏡をつくる教室に参加してみるのも楽しいかもしれません。
手作りのオリジナル眼鏡をかけると、今まで見えていた世界が新鮮に映るかもしれません。
住所:福井県鯖江市新横江2-3-4 めがね会館
TEL:0778-42-8311
営業時間:めがねSHOP:10:00~19:00・体験工房/めがね博物館/SabaeSweets:10:00~17:00・MUSEUM CAFE:10:00~16:00
定休日:年末年始
旅の目的は見つかりましたか?
まさに「てづくり」のぬくもりの原点がジャパンクオリティには凝縮されている気がします。
五感を使って、ぜひ自分だけの旅を楽しんでください。
執筆:Honami
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